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大学別合格対策(医学部)

金沢医科大学

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入試の傾向

一般入学試験では、今年度より「理科」の試験時間が短縮され、配点も変更になりました。
後期試験は英語と数学(数Ⅰ・A・Ⅱ・B)のみで実施され理科は課されないため、非常に人気です。
全問マークシート方式で、高得点を狙える難易度の問題が多いのが特徴。ただし、その分、どの教科も最低点が高く、高得点での争いになります。
女子の割合が多いのも、他の医学部に比べると異色です。

各科目の入試の傾向と対策

外国語
試験時間・点数配分 試験時間:60分  満点:100点
【傾向】 大問4題の構成で、文法・語法問題が1問、残りはすべて長文問題形式での出題が続いています。ただ、出題される内容の傾向については、毎年異なっていることに注意が必要です。
文法の空所補充問題に関しては、難易度は標準レベルですが、10問ほどの4択問題を短い時間で正確に解いていく必要があります。
長文の空所補充問題は、文法と語法の知識が問われるものと、文章の前後関係から文脈の理解が試されるものとがあります。
長文の問題の中には、同義語を選択するものがあり、内容真偽問題は、いずれも6択と選択肢が多いのが特徴。時間配分をよく考えないと、最後まで解ききれない事態を生じさせます。
長文中の整序問題や発音問題の難易度は比較的やさしめです。ただ、発音問題は10個の選択肢が用意されていますので、素早く正解を見つけられるように、訓練が必要でしょう。
【対策】 基本的な知識や文法、語法が問われる問題がほとんどですから、基礎的な力を盤石なものにすることが対策のポイントです。基本の事項に漏れがないことを確認しながら学習をすすめてください。
単語や文法は、教科書レベルの問題集を数冊解いてみて、分からない、理解できていない点を中心に復習していくことをおすすめします。
長文対策として、問題集で数をこなして英文に慣れると同時に、問題のレベルは段階的に上げていくようにしましょう。最初の基本部分の問題に不安を残さないレベルに達したら次に進むといった方法を採るとよいでしょう。
また、問題集の長文を音読してみたり、問いとは別に自分なりに文法や語彙を抽出してみるなど、時間の許す限り理解の幅を広げるという学習を心がけてください。
過去問演習は、どの形式の問題にどのくらいの時間をかけているのかを把握して、本番の時間配分をイメージできるようにすることが大切です。
数学
試験時間・点数配分 試験時間:60分  満点:100点
【傾向】 試験時間は60分で、大問題数は4~6問。ボリューム的には毎年ほぼ同じ程度で、広範囲から平均的に出題されます。全体として問題数はやや多めですが、典型的な問題が多いので、つまずくことなく回答できれば、時間内に全問解ききることは十分に可能です。
いずれも誘導形式の大問で構成されており、すべて空欄補充式の問題です。
頻出分野は、微分積分やベクトル、図形と式、グラフと図形の問題です。特に、グラフや図形を用いるパターンの解法問題が多く出題されます。図形的な視点から問題を捉えることでかなり問題への理解は早くなるはずです。
数学Ⅱの微分・積分は、最重要頻出分野。図形に関しては、ベクトルだけでなく、三角比や図形の性質、図形と式の関連についても理解が問われます。
確率や場合の数、数列から出題された年もありますので、学習の難易度を上げる前に、標準的なレベルでの網羅的な学習をしっかりしてください。
【対策】 教科書傍用問題集で典型的な問題を反復演習するようにしましょう。標準問題に的を絞って多くの問題に触れる学習を心がけてください。
微分・積分、ベクトル、図形と式の分野を中心に学習の時間を割くべきですが、他の分野も疎かにしないことです。標準的な広い分野から多くの問題を出すという傾向が続いているからです。
問題文にグラフや図が書かれていないことが多く、本番の試験では自分でグラフや図を書いて解くことになるでしょう。普段から、問題を解く際にグラフや図を書くという癖をつけ、慣れておくことをおすすめします。
標準問題が一通り終わったら、計算問題の数をこなすことを考えてください。微分・積分をはじめ、極限などで複雑な計算が必要になった場合、手間取ることがないように準備は必須です。
過去問演習の際は、実際の試験を想定して、時間配分などの感覚を身に着けることも視野に入れてください。
物理
試験時間・点数配分 2科目
試験時間:90分  満点:150点
【傾向】 2019年度より、理科は90分で2科目の選択式に変更になりました。これまでは、大問4題ほどの構成で、小問集合形式の大問が必ず1題含まれ、力学と電磁気、原子物理で各大問を構成する形式をとっています。
問題数や計算量はやや多めと言えます。時間内で完答するためには、取捨選択の判断も必要でしょう。計算式を求める問題が多く、数式の全体と一部いずれかを選択回答する方式です。
頻出するのは力学及び電磁気が中心ではありますが、熱力学や波動、原子物理も含め、近年は全分野から出題されるように変わってきています。
数値計算をはじめ、問題の数をこなしていく場面が多いので、語句の定義や公式の導出などが素早くできないと、時間のロスに繋がります。
この辺は学習の仕方で、理解の深め方についてアドバイスを受けるなどして、ご自分の学習方法を確立してください。
【対策】 全分野を満遍なく学習していくには、教科書や教科書傍用問題集などを用いて、単元ごとに内容や公式を完璧に理解しておくことが重要です。特に公式の導出は必須ですから、演習を繰り返しつつ解法がすぐに思い浮かぶようになるまで訓練しましょう。
力学は毎年必ず出題されており、特に物体の衝突に関する問題が頻出しています。状況設定に惑わされないように、応用演習などで幅広い知識を身に着けるようにしてください。
電磁気学も交流を中心に頻出している分野ですが、数値計算に時間がかかるため、計算に慣れるようにしておく必要があります。
熱力学と波動の単元は、出たり出なかったりしていましたが、1つのテーマに絞って出される傾向が続くと思われ、標準問題を満遍なく学習しておくことが必須です。
原子から大問で1問と小問でも出題されるようになっています。典型問題をきちんと解いて、数値計算にも慣れておきましょう。
生物
試験時間・点数配分 2科目
試験時間:90分 満点:150点
【傾向】 小問集合が大問で1題と、ほか、各テーマに基づき大問2題の構成が続いています。
小問集合はほぼ全分野から平均的に出題される傾向にあります。生物の多様性と生態系、進化・分類など、幅広い単元からの出題が続いているため、漏れを作らない準備が求められるでしょう。
また、説明文による正誤問題が多く、解答の選び方が多様に設定されています。解答する数は指定されていますが、2つ以上答える場合には1つの解答欄に複数箇所マークするなど、分かりづらい指示も散見します。見落としに注意し、読み間違いや求められている答えを勘違いしないように気をつけましょう。
具体的な分野としては、遺伝情報の発現、生物の体内環境、動物の反応と行動、代謝などは最頻出。次いで、細胞と分子、生殖と発生等の分野が頻出しています。
知識の習得とともに、実験結果や図などの視覚的な思考パターンも身に着けて、内容李下に努めましょう。
【対策】 難易度としては教科書レベルの問題がほとんどです。まずは基本的な用語を覚えることと用語の定義をきちんと押さえ、意味を理解することから始めましょう。また、生物学特有の生物現象における図についても、教科書できちんと理解しておくことも忘れないでください。
自分なりに理解が進んだと思えたなら、基礎問題を反復演習してアウトプットしていきましょう。実際に考察問題を解いていく場合は、定番と言えるものを繰り返し解いて、問題の傾向に慣れておくことが重要です。
計算問題はそれぞれの単元ごとに丁寧に訓練を積んでください。教科書傍用問題集を始め、計算問題に特化した問題集で数をこなしてみるのもよい訓練になるはずです。
最終段階としての過去問演習では、求められる知識の種類や問題形式の得手不得手を自分なりに把握することが大切です。時間内に完答するための方策を立てて本番に挑みましょう。
化学
試験時間・点数配分 2科目
試験時間:90分 満点:150点
【傾向】 2科目選択の理科の中で比較的問題量も多くはなく、数値計算においても複雑で手間のかかるものはこれまで見受けられません。
ただ、標準問題が多い分、合格最低点も高めですので、安易なミスが命取りになることもあります。なかには論理思考的な問題も含まれますから、問題を取捨選択する必要も生じます。標準問題は完答できるような準備が求められるでしょう。
また、すべてマークシート式の回答ですから、計算においても部分点は期待できないので、計算ミスが結果を大きく左右します。数値全体の選択式ではなく桁ごとに数字を選ぶため、記述で解答するのと同じ手間がかかります。
テーマは有機分野を中心に、理論や無機分野からも平均的に出題される傾向にあります。すべての分野をしっかり修得しているかが試され、特定の分野だけ正答できないと非常に大きなダメージとなります。
【対策】 重要な典型問題が載っている参考書を1冊用意して、すみずみまで知識の漏れがないかを確認してください。
必要以上に難しい問題や見慣れない問題に手を出す必要はないでしょうが、標準クラスの問題を正確に、短い時間で解くには基礎力に加えて応用力や思考力も必要です。つまり、基礎的な力を付けたうえで、それを応用する問題にも対処できるくらいの力がないと、正答率を上げることは難しいのです。
学習のスケジュールを立てる上では、まず、典型問題に時間を割き、全分野でミスなく解ききれることが必要です。教科書傍用問題集を中心に、何度も解いて本質的な理解を深めてください。
有機分野については糖類、アミノ酸は欠かせませんが、構造推定の問題よりも官能基の性質についての知識を中心に、学習を進めてください。理論化学分野は計算が中心ですが、化学結合や物質の構成についても学習しておくようにしましょう。

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