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大学別合格対策(医学部)

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入試の傾向

2017年の入試から数学の比重を上げ、英語、数学、理科2科目で各100点ずつの400点配点になりました。ただ、数学はI・A・II・Bのみですので、難易度の向上というより、基本的な理解力と応用力が試されていると言えるでしょう。一般後期の問題が医学部独自の問題となりましたので、古い過去問は参考程度にとどめておきましょう。

各科目の入試の傾向と対策

外国語
試験時間・点数配分 試験時間:60分 満点:100点
【傾向】 大問5題、全問マークシート式となっています。ここ数年、大問構成に変化はなく、大問1~3は文法と語法問題で、大問2は、日本文の英訳を選択させるものでした。大問4が空所補充のみの読解問題です。大問5については、総合読解問題になっていて、空欄補充・整序英作・同意表現選択・内容真偽などが出題されています。過去にはほかに、欠文補充・主題選択・同一用法なども出題されます。全体の傾向として、問題箇所以外の文脈を反映させた答案作成が求められています。高い語彙力が求められますから、上級レベルの読解力が必要でしょう。
【対策】 すべてマーク式であっても、基本的な英文解釈の練習は不可欠です。なかでも、語彙のレベルが高いので、単語集は上級レベルまで押さえ、さらに日頃から辞書を活用して同意語や類義語の知識を強化しましょう。本学独自ともいえる英訳への対策については、過去問演習に加え、実際に英文を書き、添削してもらう演習を繰り返しましょう。英作文の基本的技術が身につくはずです。語句整序問題は、文中の空所を埋める問題に対応するため、品詞関係を正確につかむ文法理解力が必要です。60分は決して十分な時間ではないので、速読の訓練と正確な読解力を身に着けてください。
数学
試験時間・点数配分 試験時間:60分 満点:100点
【傾向】 マーク式1題と記述式2題の大問3題の構成です。出題範囲は図形と方程式、ベクトル、数列などの、幅広い単元から出題されます。数Ⅱ微積分では典型問題として、3次方程式、2次関数に関するグラフ、数式の取り得る値の最大・最小を考える問題などが頻出しています。平面図形・空間図形は、かなり高いレベルで出題される傾向にあり、図形の計量に関する問題がほぼ毎年出題されています。確率と数列に関しては、教科書レベルから難易度の高いものまで、バリエーションが多岐にわたるので、高レベルへの対策は必要でしょう。分野をまたいだ融合問題として出題されることもあり、時間的な配分を考えると、定理一発で計算が省略できるような準備が求められます。
【対策】 比較的計算量が多いため、解答スピード以上に、解ける問題をいかに早く見極めるかが、制限時間を有効に使うカギです。1題のなかで、前の小問を利用しながら徐々に難易度を上げる問題形式をとっているため、 公式や定理の総復習を繰り返す学習を心がけましょう。教科書レベルから標準的な問題集を使った演習までを、徹底的に解くことをおすすめします。
個々の小問だけでなく、問題同士の繋がりを意識した学習の仕方を身に着けることが重要です。計算演習では、計算の手順や、公式の使い方を正しく理解し、基礎問題集を繰り返し解いて、解答スピードを上げられるように訓練してください。
物理
試験時間・点数配分 2科目 試験時間:120分 満点:200点
【傾向】 大問3題の構成は例年変わらず、大問1つに物理単元一つがテーマの問題です。
空所補充がメインの問題が多く、グラフの作成や描図、説明問題など、論述に近い問題が含まれていることもあります。空欄の補充は基礎的な内容が多いですが、その後の問題は、数式の処理や状況設定が複雑になっていますので、解答に時間と手間がかかるものになります。物理の単元のうち、力学と電磁気学が中心です。力学は斜面上の円運動や単振動を扱う問題が、電磁気学は、力学と絡めた粒子の運動が出題傾向にあります。熱力学が出題された年では、気体の状態変化に関する問題が、波動では光波が、出題される割合が高いと言えます。
【対策】 難易度の高い問題を制限時間内で解くには、あらかじめ目標点を決め、解ける問題に次々着手できるようになることが重要です。ただ基本的には、普段の問題演習で行っている事が問われているので、典型的な出題パターンを押さえる学習を心掛けていれば、決して溶けない難問ではないはずです。各単元とも基本事項を押さえ、公式の導出法をきちんと理解するようにしましょう。公式の導出過程が十分に理解できていれば、普段の演習で見たことのない問題でも、普段の学習からヒントを引き出せるはずです。計算の煩雑さに時間を取られすぎないように、典型問題を短時間で解く練習を積み重ねることもとても大事です。
生物
試験時間・点数配分 2科目 試験時間:120分 満点:200点
【傾向】 大問4題で、空所補充と論述問題が混在しています。論述問題は全問、20~100字ほどの字数が指定された記述式になっていて、知識に加えて考察も求められます。グラフや模式図を描く問題も多く出題されています。語句問題と記号問題は、比較的難易度が低く、逆に論述問題は、かなりハイレベルです。大問1問での10〜15箇所の空所補充は、教科書的な知識があれば解けますが、詳細な用語の当てはめが要求され、数値に関する知識も問われます。頻出分野は、代謝、細胞の構造、神経と筋肉の分野です。特に細胞小器官や細胞周期などは、点数獲得が確実な問題として出題されています。
【対策】 簡単な語句問題で確実に点をとるための知識を身につけることと、実験に対する考察力を養うことの両方が求められます。細胞と分子、遺伝情報の発現、動物の反応と行動など、頻出分野の問題は、あらかじめ十分に学習し、取りこぼさないようにしましょう。細胞周期や細胞小器官、神経細胞の興奮とその伝導、免疫などへの対策は必須です。応用力は必要ですが、初見の考察問題を解くための基礎力はより重要です。教科書傍用ワークの空所は全て答えられる程度の演習は繰り返してください。問題によって難易度に開きがあるのが特徴ですから、解ける問題からどんどん解くことで、制限時間を有効に使え、より得点を得ることができるでしょう。
化学
試験時間・点数配分 2科目 試験時間:120分 満点:200点
【傾向】 大問3問での出題ですが、前期は、選択する2つの日にちで出題される問題が異なるので、注意が必要です。
近年、糖・アミノ酸を含む有機化学が高い割合で出題され、ほか、無機化学、理論化学と、他分野から満遍なく出題されています。
有機化学分野では、基本的な知識・元素分析・反応系統図・異性体がメインで、構造推定が出題されたのは穴埋め問題でした。理論化学はそれ自体問われるとともに、有機・無機化学との絡み問題が出題されてきました。無機化学では、反応式が問われる問題や、化合物の性質や金属の定性分析などの総合問題も頻出しています。
穴埋めと記述の混合形式ですが、穴埋めは化学用語が主です。
【対策】 難易度がさほど高いわけではないため、分野を問わず、教科書レベルがきちんと身についているかがカギです。苦手分野を作らず、曖昧なまま、理解不十分とならないような学習を心がけましょう。化学の基本的な用語や事象は、すぐに引き出せるように整理して暗記しておくことが肝要です。なかには、教科書の内容を穴埋めや選択問題にしたものもあり、教科書を主とした学習法は有効でしょう。基礎を身に着けたら、重要箇所の問題集で知識を体系的に整理するようにしましょう。特に頻出の有機の構造決定、平衡、溶解度積などは、綿密に繰り返し解いてください。

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