受験生のための体調管理!~入試本番まで体調を崩さない生活習慣~

  • 2019.10.12
  • 受験情報

今年も残すところ3ヵ月をきりました。いよいよ受験シーズンの到来です。受験生が持てる力を存分に発揮するためには、心身ともに健康であることが何より大切です。やはりこの時期、いちばん気になるのが「体調管理」ではないでしょうか。

毎年のことですが、受験は寒い冬の真っ只中で行われます。風邪インフルエンザノロウイルスなど、さまざまな感染症が猛威をふるう時期と重なります。そこで、本番まで体調を崩さないようにするためのベースとなる生活習慣をご紹介します!

 

CONTENTS:

1.手洗い・うがい・マスク

2.規則正しい生活

3.予防に効く食事のポイント

4.体調を崩してしまったら?

5.意外と侮れない外傷に要注意!

 

1.手洗い・うがい・マスク

 

風邪の予防には、やはり「手洗い、うがい、マスク」がかなり有効だと言われています。これは「風邪予防の三種の神器」とも言われるほど、感染症予防の基本中の基本とされています。

 

外から帰ったら必ず「手洗い、うがい」をするように徹底して習慣づけることです。それには家族みんなで声をかけ合い、家族全員で励行するようにしましょう。

 

外に出るときも、家族全員で「マスク」を着用し、自身の感染予防をするだけでなく、ウイルスを自宅に持ち帰らないようにしたいですね。特に冬は乾燥しますので、喉の乾燥予防にもなりますから、寝るときもマスクを着用してもいいでしょう。

家族の誰か一人でも風邪やインフルエンザに罹ると、家庭内での感染の危険性が高まります。家族全員で「風邪予防の三種の神器」の励行に心がけましょう。

 

2.規則正しい生活

 

受験生にとって、勉強はもちろん大事ですが、それと同じくらい大事なのが「体調管理」です。理想は毎日決まった時間に起きて、決まった時間に寝るというようなきちんとした生活のリズムを作ることです。それにより免疫力がアップし、風邪やインフルエンザなどに罹りにくくなります。

 

受験の追い込みでついつい夜遅くまで勉強してしまいがちですが、朝起きられなくなってしまいますし、リズムが崩れてしまうので避けましょう。朝は朝日を浴びてしっかり朝食を摂るようにしたいですね。

 

いくらラストスパートとは言っても、睡眠不足は体調を崩しやすくし、さまざまな病気に罹りやすくなってしまいますから要注意です。もしお子さまが夜遅くいつまでも勉強をやめないときは、親御さまがブレーキをかけてあげてください。ただし、その際の声かけの言葉には注意が必要です。

 

×「そろそろ切り上げて寝たら?」

×「もういいから寝なさい!」

 

上記のような声かけでは、「せっかくいいところでやる気になっていたのに!」「いいって、なにがいいの!?」と反発し、余計に眠れなくなってしまうかもしれません。

  ↓↓

〇「がんばっているね。でも無理しないでね」

 

声かけするときは、「~しなさい」という命令口調ではなく、いつも応援していることや、いたわりの気持ちを伝えるように言葉を選びましょう。

 

3.予防に効く食事のポイント

 

受験が近いからと、食事も何か特別なメニューにしたり、お子さまが好きだからとジャンクフードにしたりする必要はまったくありません。むしろそれは逆効果になりますので注意してください。食事は特別なメニューより、普段通りのバランスが良く消化にいい料理が一番です。できれば家族で会話をしながら食卓を囲み、リラックスタイムになることが効果的です。

 

特に積極的に摂取したい食品は、旬の野菜フルーツ発酵食品魚類です。

旬の野菜やフルーツには生命を育むのに必要な栄養素が多く含まれていますし、免疫力を高めるビタミンやミネラルなどもしっかり摂れます。また、ヨーグルトや納豆などの発酵食品は「カラダを温める」効果があり、整腸作用アレルギー症状の改善など、腸内環境を整える働きで免疫力アップにもつながります。できればこれらの食品を毎日少しずつでも摂取できるといいですね。

 

4.体調を崩してしまったら?

 

もし発熱した場合は、早めに医療機関へ行き、医師の指示に従ってください。明らかにインフルエンザの症状ではなく、熱もたいしてないような場合でも、具合が悪い場合には無理をせずに1日ゆっくり休んで様子をみましょう。無理をして長引かせてしまうより、早く完治した方が本人のためになります。

 

ここでのポイントは、親御さまの方が焦って失言しないように気をつけることです。

 

×「こんな大事な時期に、なにやってるの!」

体調が悪い上に責められたら、ストレスで治るものも治らなくなってしまいます。

  ↓↓

〇「今のうちでよかった。本番じゃなくてよかったね」

不機嫌になるのではなく、前向きなやさしい言葉をかけてあげてくださいね。

 

少し回復したら、布団の中でもできるような、国語や社会、理科などの暗記ものから無理なく始めていくのがいいでしょう。

 

5.意外と侮れない外傷に注意!

 

 

毎年受験会場に松葉杖をついてきたり、包帯を巻いていたりする受験生が数名います。意外に思われるかもしれませんが、実は寒くなるこの時期に骨折などケガを負うお子さまは少なくありません。寒さでカラダが思うように動かなかったり、ポケットに手を入れていて転んでも手をつけなかったり、道が凍っていて自転車で転倒したりと、思いがけずケガをしてしまうことがあるからです。

 

小さいケガですが、特に要注意なのが「突き指」です。体育の時間のバスケットボールやバレーボール、ドッジボールなど、突き指をしそうな球技の時は細心の注意を払ってください。入試は「スピード勝負」という要素も大きいのですが、鉛筆がうまく持てないとスムーズに解答できないなどということも考えられます。また、ケガが気になってテストに集中できないということにもなりかねません。

 

入試本番は万全の体調で臨み、試験に集中したいもの。本人はもちろん、ぜひご家族で協力して体調管理には十分に気をつけてあげてくださいね。

 

 

 

 

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浅田ゆうき先生

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