入試によく出る問題★理科(天体)編

  • 2021.02.12
  • 受験情報

 

 

今回は入試によく出る理科から天体問題に挑戦です!

 

【問題】

月に関する次の①~⑦の問いの答えを、下記語群ア~テから選びなさい。

 

① 月の表面で少し暗く平たんな部分を何というか。

 

② ある日の真夜中に真南の空に月が見えた。この日の月は何という月か。

 

③ ②の翌日、同じ時刻に月を観察すると、月はどこに見えるか。

 

④ 夕方に南中するのは何という月か。

 

⑤ 真夜中に東の地平線から上がってくるのは何という月か。

 

⑥ 地球から月を見ると、月の同じ面しか見ることができないのはなぜか。

 

【語群】

ア.陸 イ.海 ウ.谷 エ.クレーター オ.上弦の月 カ.下弦の月 キ.新月 ク.満月 ケ.真南よりも少し東側 コ.真南よりも少し西側  サ.真南 シ.真北 ス.東 セ.西 ソ.南 タ.北  チ.地球の公転と自転の周期と向きが同じだから ツ.月の公転と自転の周期と向きが同じだから テ.月と地球の公転と自転の周期と向きが同じだから

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【解答と解説】

 

 

① 月の表面で少し暗く平たんな部分を何というか。

イ.海

 

② ある日の真夜中に真南の空に月が見えた。この日の月は何という月か。

ク.満月

 

③ ②の翌日、同じ時刻に月を観察すると、月はどこに見えるか。

ケ.真南よりも少し東側

 

④ 夕方に南中するのは何という月か。

オ.上弦の月

 

⑤ 真夜中に東の地平線から上がってくるのは何という月か。

カ.下弦の月

 

⑥ 地球から月を見ると、月の同じ面しか見ることができないのはなぜか。

ツ.月の公転と自転の周期と向きが同じだから

 

 

 

月の形が変化するのは、月が平均29.5日の周期で地球を回っている(公転)からで、上図のように月と太陽と地球の位置で、月の形が欠けたり満ちたりと変わってきます。つまり、地球から見て太陽光が当たっている部分だけが見えていることになります。

 

この月の満ち欠けにはそれぞれ名前がつけられていて、100%すべて見えているのが「満月」とすると、右半分(50%)が見えているのが「上限の月」、左半分(50%)が見えるのが「下弦の月」、右約10%の薄い月が「三日月」、まったく見えない0%が「新月」です。月は東から南を通って西に動きますが、時間経過は上図の通り左に動いていますので、真夜中南中するのは満月で、夕方に南中するのが上弦の月となります。

 

【覚えておくと便利な5つのポイント】

真夜中に南中する→満月

夕方に南中する→上弦の月(右半分)

明け方に南中する→下弦の月(左半分)

正午に南中する→新月(見えない)

月は東から南を通って西に動く

 

以上のことから、真夜中上弦の月が見えたら方角はで、真夜中に下弦の月が見えたら西ということもわかるでしょう。

上記の図とこの5つのポイントはとても大事ですから、しっかり覚えておきましょう!

 

今回の問題は基本問題です。月の満ち欠けの問題はよく出題されますから、しっかり押さえておくようにしましょう。

もしも試験中にわからなくなったら、余白に地球と上弦の月、下弦の月に新月、満月を記した簡単な図を描いてみるといいでしょう。

 

 

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