勉強しても成績が上がらないのはなぜ?新学年前に見直しておくべき「質と量」

  • 2021.02.25
  • 受験情報

 

 

いくら勉強しても思うように成績が伸びないのには理由があります。今のままの勉強法でいいのか、新学年前に見直しておきたいポイントをご紹介します!

 

CONTENTS:

1.受験生の保護者によくあるお悩み~当てはまるのはいくつ?

2.スポーツにみる練習の「質」と「量」

3.まずは「量」を意識した学習をやってみる!

【武田一志選手のツイッター】

4.自分に合った「質」を見つける

勉強の量だけ増やすのは危険!?

学習の質が上がらないのはなぜ?

早く確実に勉強の質を上げるには?

5.まとめ~春のうちに見直してみよう!

 

1.受験生の保護者によくあるお悩み~当てはまるのはいくつ?

 

 

受験生の保護者の皆さまで、次のようなお悩みを口にしたことはないでしょうか。

思い当たるものにチェックを入れてください。

 

□ あんなにやっているのに、思うように成績が上がらない

□ 有名塾に入れているのに、ぜんぜん効果がない

□ これ以上やっても、もう無理なのかもしれない

□ 応用問題になるととたんにできなくなる

□ ケアレスミスがなくならない

□ DNAの問題だから諦めている

 

上記にいくつかチェックが入った方、安心してください。このようなお悩みを持つ受験生の保護者は実に多く、実際によく相談を受けます。これはお子さまの能力の問題ではなく、いずれも勉強のやり方に問題があると思われます。

 

学習法に問題があるまま、ただやみくもに勉強量を増やしても、成績が伸び悩むだけでなく、精神的にもよくない影響を及ぼします。それに費やしたお金や時間も無駄とは言わないまでも有効な使い方とは言えないでしょう。

 

そこで今回は新学年に上がる前のこの春の時期に、これからの学習をどう考えたらいいのかそのポイントを詳しく解説いたします。

 

2.スポーツにみる練習の「質」と「量」

 

 

スポーツをしていると練習の「質」と「量」が共に大事だという話をよく耳にします。これは勉強においても同じで、どちらも練習の「質」と「量」が成果に大きな影響を与えます

 

このうち「量」はわかりやすく、自分で増やすことも減らすことも容易にできますが、「質」はなかなか把握しにくく、自分で上げていくのは難しいと言われています。

本当に質の高い練習法や勉強法は、実際にその道を通ってきた人やその道で永年指導してきた人のコーチやアドバイスがないと難しいのかもしれません。

 

なぜなら「質の高さ」は人によってとらえ方が異なるものですから、万人に等しい質の高さというものはありません。同じ練習法、勉強法でも人によっては大変質の高いものにもなり、また別の人にとっては決して高くないこともよくある話です。

 

3.まずは「量」を意識した学習をやってみる!

 

 

スポーツにしても勉強にしても最低限の練習量は絶対に必要です。しかし、それなりの量をこなすのは時間と労力を使いますから、必ず疲れが出てくるものです。成果を出すためには、その疲れの中でどれだけ量を減らさずに頑張れるかがライバルと差がつくポイントとなります。

 

スポーツでも勉強でも目標に向かって練習や学習をしようと思うとき、何をしていいのかわからないのなら、まずはがむしゃらに量をこなしてみるのも大事です。そして、その量に見合った結果が出なければ、練習法や勉強法に何か間違いや欠けていることがあるのかもしれません。それを見直して質を上げていく必要があります。

 

よく「量ではなく、質が大事」と言って、量を減らす生徒がいます。確かに「量より質」も一理ありますが、それは「質」の高い学習ができていればの話です。量を減らす言い訳として口実にするのは止めましょう。

 

【武田一志選手のツイッター】

 

 

現役の体操選手の武田一志選手のツイッターに、次のようなことが書かれていました。

「『常に質を求めながら練習している。けど量をこなせないと質は語れない。圧倒的な量から質が磨かれてくる。というか、量こなせない奴が質を語る資格がない。』過去に戻って、これを残念な練習で時間を無駄にしていた自分に言ってあげたい

 

武田選手は、名門の日本体育大学出身で現在徳洲会体操クラブに所属している日本のトップ選手の一人です。これはもう体操界でベテランという位置にまで来たからこそ言える言葉で、実体験に基づいているだけに説得力がありますよね。

 

「量をこなせたものが初めて質を語れる」とは、勉強も同じではないでしょうか。後から、「受験期の自分にもっとやれと言ってあげたい」「そうしたらもっと違う結果になっていたはず…」と思う人も多いと思います。もし今の武田選手がタイムマシンで中学・高校・大学時代の自分にコーチをしていたら、より高い実績を上げていたに違いないと思います。

 

4.自分に合った「質」を見つける

 

 

勉強の量だけ増やすのは危険!?

「まずは量から」と述べましたが、結果が伴わないのにただやみくもに量だけ増やせばいいというものではありません。冒頭でもご紹介しましたが、勉強を一生懸命たくさん頑張っているつもりでも、一向に成績が上がらないというお悩みを持つご家庭は毎年多くいらっしゃいます。

 

「これだけやっているのに成績が上がらない」となると、ついつい「別の塾をプラスしてもっと学習時間を増やそう」と、更に量を増やすことだけを考えがちです。それは「質」を上げる学習法がわからないからで、やむを得ず安直に量だけを増やしてしまっているのです。

 

学習の質が上がらないのはなぜ?

先輩や周囲の成績優秀者に勉強法を聞いて真似をしても、そのやり方が必ずしもお子さま本人に当てはまるとは限りません。勉強法はあくまでその子ども1人ひとりに合ったやり方がベストですから、それを見つけてあげなくては「質の高い」学習は始まりません。

 

自分ですぐに自分に合った勉強法を確立できるお子さまや、たまたま偶然見つけられた場合はいいのですが、なかなか自分の勉強法が見つけられず、長い間ずっと空回りし続けてしまうお子さまも少なくありません。

 

早く確実に勉強の質を上げるには?

自分に合った勉強法が見つからない場合は、本人の学力や性格をよく理解している塾の先生や家庭教師など、受験のプロに聞くのが一番手っ取り早くて確実です。ただし、不要な講座までどんどん勧められてしまうことのないように、ぜひ信頼できるプロの先生にご相談ください。

 

その点において個人に合ったマンツーマン指導をしてくれる家庭教師はおすすめです。目標に向かって効率よく無駄のない、質の高い学習法を提供してもらえるでしょう。特に受験では、先生と生徒の「信頼関係」がとても大事です。先生との相性で、成績も格段に上昇すると言っても過言ではありません。

 

5.まとめ~春のうちに見直してみよう!

先の「3」でご紹介した武田選手のツイッターを読んで、共感した方も多かったのではないでしょうか。あの時の自分にアドバイスしてあげたいとは誰しも思うことでしょう。

受験を迎える子どもたちも同じです。将来後悔しないように、子どもだけで難しい場合は大人が手を差し伸べて導いてあげることが必要です。

 

時間は全員平等、皆に等しく1日24時間です。その中で無駄に量だけを求めるのではなく、質をもって効率よく学習する術をできるだけ早く身につけたいものです。

新学年に変わるこの時期に、一度今までのやり方やこれまでの成果を見直してみるのもいい機会だと思います。

 

どうしていいか分からない方は、1人ひとりのお子さまに合った質の高い指導ができるプロの家庭教師にぜひご相談ください。

 

 

 

対面でもオンラインでも指導可能!
保護者の方の疑問にお答えし、不安を解消する

受験のプロ家庭教師の無料相談はコチラ

 

  • 保護者説明会
  • 無料体験授業

管理栄養士
浅田ゆうき先生

先生の写真
先生のプロフィール