漢字やことわざは入試にもよく出題されますし、大人になっても教養として知っていると役立ちますよね。
そこで、今回はよく出る国語の問題として、動物など生き物の漢字が入ったことわざを出題します。
【問 題】
次のカッコ内①~⑫には、それぞれ生き物の漢字一字が入ります。
当てはまる漢字を下記のア~ソから選びなさい。
・(①)の威を借る(②)
・(③)で(④)を釣る
・ 生き(⑤)の目をぬく
・(⑥)が西向きゃ尾は東
・(⑦)口となるも(⑧)後となるなかれ
・(⑨)心あれば水心
・(➉)百まで踊りを忘れず
・ 窮(⑪)(⑫)をかむ
ア.象 イ.虎 ウ.馬 エ.牛 オ.狐
カ.兎 キ.犬 ク.猫 ケ.鼠 コ.魚
サ.鯛 シ.蝦 ス.鶏 セ.雀 ソ.蛇
【解 答】
上記の問題の解答は以下の通りです。
・(イ.虎)の威を借る(オ.狐)
-----他の権勢に頼って威張る小人 (しょうじん) のたとえ。
・(シ.蝦)で(サ.鯛)を釣る
-----少しの元手または労力で大きな利益を得ることのたとえ。
・ 生き(ウ.馬)の目を抜く
-----生きている馬の目を抜き取るほど、すばやく物事をする。油断のならないさま。
・(キ.犬)が西向きゃ尾は東
-----当然であること。また、それをことさらめいていう言葉。
・(ス.鶏)口となるも(エ.牛)後となるなかれ
-----大きな団体で人のしりについているよりも、小さな団体でも頭 (かしら) になるほうがよい。
・(コ.魚)心あれば水心
----相手が好意を示せば、自分も相手に好意を示す気になる。相手の出方しだいでこちらの応じ方が決まること。
・(セ.雀)百まで踊りを忘れず
-----雀は死ぬまで飛びはねるくせが抜けないように、人が幼い時に身につけた習慣は、年をとっても直らない。
・ 窮(ケ.鼠)(ク.猫)を噛む
-----追いつめられた鼠が猫にかみつくように、弱い者も追いつめられると強い者に反撃することがある。
いかがでしたか。小学生には難しい漢字もあったと思いますが、ことわざは覚えておいて損はありません。漢字だけでなく、意味もわかるようにしておきたいところです。
他にも動物に関することわざや慣用句がたくさんあるので、これを機に調べてみてくださいね。