入試によく出る問題★日本史編

  • 2021.06.07
  • 受験情報

 

 

 

今回は入試によく出る日本史の問題に挑戦です!

 

【問題】

次の改革の特徴から問いの答えを下記から選びなさい。

 

・政策の方針は「厳しい質素倹約」だった。

・この改革を行った人物は老中である。

・この改革は1700年代の終わりに行われた。

・基本政策は「米の備蓄」や「借金の一部帳消し」、「朱子学以外の学問の禁止」「都市部の農民への帰郷命令」などが挙げられる。

・この改革はあまりに厳しかったので、反発を買い失敗に終わった。

 

この改革のことを「( ① )の改革」と言い、行った人物は( ② )である。

 

ア.元禄  イ.享保  ウ.寛政  エ.天保  オ.文久

カ.徳川家光  キ.徳川吉宗  ク.田沼意次  ケ.松平定信  コ.水野忠邦

 

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【解答と解説】

 

 

 

この改革のことを「( ①→ウ.寛政 )の改革」と言い、行った人物は( ②→ケ.松平定信 )である。

 

日本史上、「改革」と言えば、江戸時代の三大改革がすぐ浮かぶはずです。

 

●享保の改革 8代将軍 徳川吉宗

●寛政の改革 老中 松平定信

●天保の改革 老中 水野忠邦

 

上記が江戸の三大改革ですよね。

いずれも吉宗の行った「享保の改革」に倣い、「質素倹約」を掲げているので、これだけではどの改革かは特定できません。しかし、改革を行った人物が老中だと言っているので、享保の改革は消されます。残るは寛政と天保ですが、どちらも改革が厳しすぎて反感を買い、失敗に終わっているので、これも差別化はできません。

 

特徴的なのは、1700年代の終わり(天明7年(1787年)~寛政5年(1793年))ということと、米の備蓄(囲米)や朱子学だけを奨励した(寛政異学の禁)から、この改革が寛政の改革であることがわかり、松平定信の名前が出てきます。

 

この三大改革はよく出題されるので、しっかり理解して覚えておくべきマスト事項です。それぞれの人物と改革内容はもちろん、時代背景や結果とその影響など、きちんとマスターしておきましょう。

 


 

 

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