英語には、日本語にはない数えられる名詞「可算名詞」と数えられない名詞「不可算名詞」があります。
そこで、今回はよく出る英語から「不可算名詞」の問題を出題します。
【問 題】
次の①~⑮の2つの単語のうち、「可算名詞」ではない「不可算名詞」の単語を選びなさい。
① blackboard(黒板) / chalk(チョーク)
② bread(パン) / egg(卵)
③ chocolate(チョコレート) / cookie(クッキー)
④ dream(夢) / hope(希望)
⑤ failure(失敗) / mistake(誤り)
⑥ furniture (家具) / tool(道具)
⑦ laugh(笑い) / joy(喜び)
⑧ mail(郵便物) / address(住所)
⑨ meal(食事) / food(食べ物)
⑩ thinking(思考) / idea(考え)
⑪ suggestion (提案) / advice(忠告)
⑫ trip (旅行) / travel (旅行)
⑬ water(水) / sea(海)
⑭ wave(波) / wind(風)
⑮ work(仕事) / job(仕事)
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【解答と解説】
上記の問題の解答は以下の通りです。
① chalk(チョーク)
② bread(パン)
③ chocolate(チョコレート)
④ hope(希望)
⑤ failure(失敗)
⑥ furniture (家具)
⑦ joy(喜び)
⑧ mail(郵便物)
⑨ food(食べ物)
⑩ thinking(思考)
⑪ advice(忠告)
⑫ travel (旅行)
⑬ water(水)
⑭ wind(風)
⑮ work(仕事)
いかがでしたか。不可算名詞は日本語にはない概念なので、なかなか馴染まないかもしれませんね。
日本語ではものによって数え方が、1本、2本…や、1冊、2冊…、1台、2台…といったように変わるので、外国の方には難しいのといっしょだと思います。
英語圏の人にとっては、不可算名詞は当たり前の感覚で、総称のような概念的なものは数えられない名詞と認識されています。ポイントは、“a” や “an”を付けて不自然ではないかを考えてみましょう。
例えば、④の「dream(夢)」と「hope(希望)」は、日本語で考えてしまうと、どちらも同じに思えますが、
“I have a dream.” → 〇
とは言いますが、
“I have a hope.” → ✖
とは言いません。
“dream”は数えられますが、”hope”は数えられるものではなく、抽象的な概念なのですね。
日本語で考えるとわかりにくいものは、英語で覚えてしまうといいでしょう。間違えると記述で減点になってしまったりするので、注意してくださいね。