中学入試によく出る問題★算数・ニュートン算編

  • 2023.04.05
  • 受験情報

 

 

今回は算数から「ニュートン算」の問題です

 

 

【問題】

ある野球場に、メジャーリーガーのO選手がやってくるというニュースが入り、大勢の観客が詰めかけました。開場時刻の5時間も前から人が集まり、開場時の入り口には既に5,600人が並んでいました。さらに毎分12人の割合で増えています。開場しても列はなかなか進まず、112分でようやくなくなりました。

観客からは予備の入り口があるのに、なぜ入り口を2つにしなかったのかと不満の声があがりました。もし初めから入り口を2つしていたら、列は何分でなくなったでしょうか。※2つ目の入り口は1つ目とまったく同じ大きさのものとします。

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【解答と解説】

 

◆解答◆

50

 

◆解説◆

 

5600人の行列が112分でなくなるという事は、

5,600÷112=50(人)

1分当たり50人ずつ減る → (「入場人数」-「新たに並ぶ人数」)

「入場人数」-12=50

50+12=62(人) 入り口1つでの1分間の入場者数

入り口が2つになると、

62×2=124(人) 入り口2つでの1分間の入場者数

毎分12人新たに並ぶので、行列がなくなる時間は、

5600÷(124-12)=50(分)

 

※「ニュートン算」とは、ある量が一方では増え、また一方では減っていくような状況のときの量を答える問題のことです。そもそも文章題は、いくら計算が得意でも文章を読み解く力がないと解けません。なるべくたくさんの種類の文章題を解いて慣れておくようにしましょう!

 

 


                                                          苦手を克服しよう! 

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浅田ゆうき先生

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