指導現場において、生徒さんを褒めるだけなら良いのですが、やは りどうしても叱らなければならない場面も出てきます。なかなか気 は進まないかも知れませんが、上手に叱る事は、上手に褒める事と 同じくらいに重要で効果的です。今回は上手な叱り方についてお話 したいと思います。
子どもの塾や学校でのテストの成績が前回より下がっていたら、「 成績が下がっているじゃないの!」とお叱りになる親御さんは多い のではないでしょうか。お気持ちは大変よく分かりますが、この叱 り方は今日から止めて頂く事を強くお勧めします。
子どもの塾や学校でのテストの成績が前回より下がっていたら、「
成績表とは、日頃の勉強の成果を数値化した「結果」です。他者と
子どもはこの「結果」を叱られると、次は叱られないように、とり
ではどうすればいいのでしょうか。
「結果」で叱るのではなく、「 過程(普段の勉強の仕方や姿勢)」を叱るのです。
私は成績表を恐る恐る見せる生徒に対して「まあ、テストは精一杯
しかし日頃の勉強において、手を抜いたり、ごまかしたり、噓をつ
「結果」で叱っていた親御さんは、一度「過程」を見て叱ってみて
◆算数科 前田敏孝◆