夏休みまでが本当の勝負!!
プロ家庭教師梅本が考える
この時期の新小6生が心がけておくべきこと
No1.GW(ゴールデンウィーク)まで
Part2.スタディ編~前編(総論)~
こんにちは。プロ家庭教師の梅本です。中学受験をお考えの新小6生ご本人および保護者の方々にむけて、
「塾ではイチイチ教えてくれないけれど、中学受験に臨むにあたり実はとってもとっても有用なこと」
を中心にお伝えしております。
※こちらからお読み下さい※
今回も是非、一旦勉強の手を止めて、ご一読ください!
前回も申し上げた通り、
急がば回れ
急いては事を仕損じる
ですよ!だまされたと思ってどうぞお読みくださいませ。
なお、このブログは読むだけでも国語のボキャブラリー(語彙力)が高まるように工夫されています。見慣れない言葉があれば、必ず調べるようにしましょう!
※お願い※
この〈スタディ編〉の効果を最大限発揮するために、必ず先に前回の〈マインド編〉からお読み下さいませ。
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Contents:
1.イントロダクション(導入)
2.ジェネラル(総論)
①量なの?質なの?勉強の心構え
②成績表、偏差値との正しい付き合い方
③情報の海に溺れるなかれ!情報の波に乗るべし!
3.プレビュー(次回予告)
1.イントロダクション(導入)
さあ、今回からはいよいよ〈スタディ編〉です。
総論でお伝えしたい内容が思いの外たくさんになってしまいました。
そこで、各論は次回に改めてお伝えすることと相成りましたので、そちらもご期待下さいませ!!
今回お話しするポイントは、
夏以降にライバルたちとの差をつけることができる勉強への取り組み方
についてです。科目ごとのお話をする前に、
総論では、
受験勉強全般についてGWまでに習慣づけておくべきこと
を、お伝えします。
ちょうど前回の〈マインド編〉と次回の〈スタディ編〉~後編(各論)~の橋渡しになる内容になっています。
これからお話ししていく内容を、GWまでにしっかりきっちり実践なさることで、
伸び悩み
徒労感
報われない努力
という、多くの受験生が経験する難所を上手に回避し、
学力はもちろんのこと、
やりがい
達成感
楽しみ
といった、なにかとストレスフルな受験生活において精神衛生上望ましく、本番にも強い体質を獲得・強化していくための素地(そじ)を身につけることができます!
是非とも最後までお読み下さいませ!!
では、早速参りましょう。
2.ジェネラル(総論)
①量なの?質なの?勉強の心構え
「とにかく、慣れるために量をこなしなさい。」
「やみくもに数をこなしてもムダ。質を高めなさい。」
この手の水掛(か)け論には、例年受験生ご本人も保護者
の方々もお困りになり、家庭教師の現場でもよくご相
談を受けます。
どちらが正しいのでしょうね?
最も本質的なことを申し上げますと、
実は、
どちらも正しいが、どちらも間違っている
のです。
矛盾(コントラディクション)しているようにお感じの方
も多いのではないでしょうか?
しかしながら、くどいようですが、
まぎれもなく
どちらも正しいが、どちらも間違っている
のです!!
そもそもの「問い」がまちがえているんですよね。
この辺りの詳しい説明は③で致します。
まずは端的に、量と質に関する勉強の心構えをお伝
えして、次に進むことと致します。
質を担保した上で、適切な量をこなせ!!
すなわち、
テキトーではない
闇雲(やみくも)ではない
誤解のない
正しい目的をもった
正しい手順での
正しい取り組み方
をキープ(保持した)状態で、
適正な学習効果を得られる
最小限の量(覚えるべき知識は除く)
をこなせ!!
ということです。
くれぐれも、
「ただ宿題になっているので終わらせる」
などという、
宿題遂行マシーン
のような受験生にだけはならないように気をつけて下さいね。
よろしいでしょうか!?
お願いしますね!
②成績表、偏差値との正しい付き合い方
これも、残念ながら非常に多くの受験生とその保護者
の方々が誤ったとらえ方をなさっている部分です。
塾の先生方と同じ視座に立って成績表や偏差値等の各
種データを扱ってしまうことは、
実は甚だ(はなはだ)お門違いなのです。
もちろん結果というのは大切ですし、入試は結果で合
否が決まります。
あくまで入試は、
です。
しかしながら、各種テストの成績表や偏差値はいかが
でしょうか?
これらは、志望校合格へのプロセス(過程)に過ぎません
ね。
当然、良い成績や偏差値の時は嬉しいものです。
遠慮なく喜びましょう!
一方、悪い成績や偏差値の時は悔しいものです。
悔しがることを忘れてはいけません!
ここで梅本が声を大にして申し上げたいことは、(声は
届きませんので文字を大にしてお伝えしますよ)
一喜一憂で終わるのはもったいない!!
ということです。
くれぐれも、慢心や失望のために使うようなおろかな真似は金輪際やめましょう!
自滅行為ですよ!!
せっかく懸命に取り組まれたテストなのですよ!
一喜一憂のその先をこそ、大切にしましょう。
成績表、偏差値と正しく関わるポイントをお伝えしま
すね。
- 目標までの距離を測るツール(道具)にしよう!
- 「入試でなくてよかったな」と、前向きにとらえよう!
- 「これはまだ入試ではないのだから」と、兜(かぶと)の緒(お)を締めよう!
ちなみに、
テストは採点後からが本番
返却された各種テストは、わざわざ「あなたにはできる問題」の省かれた、「あなただけのオリジナル問題集」になっています!
力をつけることのできる問題しか残っていない状態で返却される答案です。
解きっぱなしではあまりにもったいないですよ。
必ず復習するようにしましょう!
★マル秘★
テストの復習・やり直し効果を倍増させる秘訣をこっそりご紹介します。
それは、
「テスト中その問題に取り組まれた当時の、ご自身の心境や思考を想起しながらおさらいすること」
です。
やや専門的な用語でいうと、「メタ認知」ですね!
初めはなかなか難しいかもしれませんが、今からGWまで心がけることで、夏以降の伸びが格段に大きくなりますよ!
副次的な効果として、
「記憶力の増強」
「仕事のデキる大人になれる」
なども期待できます。
いいことずくめですね!
③情報の海に溺れるなかれ!情報の波に乗るべし!
受験業界では、
在籍なさっている塾
他の保護者からのうわさ、評判、口コミ
インターネット
話題の受験関連書籍
などなど、多くの情報にあふれかえっていますね。
ここは特に、保護者の方々に多くみられる傾向ですが、こうしたあらゆる情報に敏感すぎるご家庭というのは、往々にして受験に失敗なさいます。
「少しでもわが子を志望校合格に近づけてやりたい!」
「取り入れないと不利なのではないか?」
「どこそこの誰々ちゃんはこれでうまくいった。」
「みんなやっているようだから、うちの子も!」
挙げればきりがありませんが、全てに共通するのはわが子の受験成功を祈るがゆえのお気持ちなのでしょう。
ところがこれは、受験(中学に限らずです!)の大海原をわたる上では、「重石(おもし)」にしかならないのです。
これでは溺れてしまいます。
うまく情報の波に乗るための秘訣は、次のことを念頭においておくことです。
受験生の
おかれた状況
向き不向き
相性
適正
志向
は、皆さんそれぞれ異なるものである。
すなわち、
前提そのものが個々によって異なる
ということです。
AさんやBくんには相応しいことであっても、CくんやDさんには不適なことは、いくらでもあるわけです。
先述の、「量か?質か?の水掛け論」は、まさにこの典型例ですね!
情報は、目的ではなく手段であることをお忘れにならず、上手に活用していくようお心がけ下さいませ。
こういった情報を上手く使いこなしていく能力は、テストで直接はかられるものではありませんが、学力には直結するものです。
受験生のあなたご自身も、自分の状況に応じて情報を正しく取捨選択できるようになることを目指しながら、情報と上手く付き合っていくようお心がけ下さいませ!
3.プレビュー(次回予告)
次回のお話の簡単な予告です。
次回はスタディ編の後編、いよいよ科目別のお話に入ります。(お待たせ致しました!)
GWまでに心がけておきたい各科目の取り組み方として、ディテール(各論)に切り込んでお伝えして参ります!
夏以降ライバルたちと水を空ける(差をつける)ために、GWまでには習慣化に着手しておくべき
①国語
②算数
③理科
④社会(←不要な方は読み飛ばしましょう!)
の勉強法
を中心に、お話ししていく予定です。
どうぞお楽しみに!!
最後までお読み下さいまして、誠にありがとうございます!
今回も、国語の長文問題一題分の標準的な文字数前後(やや短いかな)のブログ記事になりました。必要に応じて何度でも読み返し、あなたの今後の学習にお役立てください。
このブログ記事たちは、必ずや、志望校合格に大きく寄与します。
GWまで、しっかりと底力をつけていきましょうね。
共に頑張りましょう!!
ではまたお会いしましょう。
プロ家庭教師
梅本勇造