- 小5年生の男子です。息子は算数が好きで「宿題プリント」も算数だけはしっかり時間をかけて挑戦します。平面図形の面積を求める問題は得意なのですが、ただこれに比が入ったりすると急に苦手になり、復習テストもできなかったようです。よく頑張っているのに何故できないのでしょう。次は「図形の軌跡」も出てくるので心配です。
希学園塾生の悩み 図形と比の単元が苦手です。
- 2015.06.17
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- 希学園
所謂「図形と比」の単元ですね。以前に習った面積を求める問題が出来ても、この単元をすぐに理解できる子供とそうでない子供とに分かれます。ここは、以下の点がお子さんに該当するのかどうか確かめてください。
①先に図形を見て問題を解こうとしている。
②「宿題プリント」にはいつも問題の図をそのまま写しており自分なりに工夫しているところがない。
③図が上手に書けない。正六角形を書いてもそれらしく見えない。よくこの図で解いているなと感じる場合。
①の場合は「今までは図を見れば解ける」というパターンの問題が多かったのですが、一般的に入試問題は問題文に潜んでいるヒントを基に解いて行きます。従って難しいと感じたら「問題文を読んでから図を見て題意を把握する」ように してください。
また、②については前述のように問題文を読みながら図を見て、題意が確認できたところで描いてみるという方法をマスタ-することです。この方法は各小問ごとに必要な線を図に書くと言うことになりますので、書いている内に何か重要なことを発見することも出来ますし、条件の見落としも防ぐことが出来ます。つまり「自分で図を描く」ということなのですが、逆に瞬間のヒラメキで解ける「図形問題」大得意という子もいます。
なお、③については「フリ-ハンド」ではなくコンパスや定規を使って正式に書いてその形を覚え込むようにすれば良いでしょう。
- ◎「図形問題」苦手組は修正するのに手が掛かります。実際は解けるのに思い込みが激しく、説明しても中々解ってもらえないこともあります。そう言う時は原点に戻って問題を読みながら図を一緒に書かせ、今まで気づかなかった「図形の特性」に気付かせるのです。教える方には根気がいりますが分かってしまえば簡単なことなのです。
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