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大学別合格対策(医学部)

国際医療福祉大学

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【傾向と対策】

2017年4月に開学した国際医療福祉大学医学部は国際性が高く、定員140名のうち20名が留学生枠。1年次2学期から2年次までの講義はほぼ英語で行われます。一般入試の配点は英語が200点に対し、数学は150点、理科2科目で200点と英語が重要視され、2次試験は個人面接(30分)が2回も行われるのが特徴的です。私大学医学部で1,850万円(6年間)という学費も魅力の一つですが、国際性を重視しているだけに英語に苦手意識があると厳しいでしょう。

【各科目の入試の傾向と対策】

英語
試験時間・点数配分 試験時間:80分
満点:200点
【傾向】 大問6題構成の全問マークシート方式で、試験時間は80分。大問1が文法・語彙問題の短文空所補充問題、大問2は語句整序作文、大問3が読解形式の正誤判別問題、残りの3問が長文読解総合問題となっています。
読解力重視の傾向があり、文補充問題、段落補充問題、言い換え問題、内容一致文選択問題、文整序問題、下線部解釈問題、空所補充問題など、設問の形式も多様です。科学系から社会系までテーマは多岐にわったっているため、幅広い知識が求められます。凝った問題も出題されているので、文脈を正確にたどる力が問われ、難易度は高いと言えるでしょう。
文法・語彙問題も、平易なものや考えさせるものがあるので、しっかりとした土台がないと難しいでしょう。制限時間に対して問題量が多いので時間配分には十分注意する必要があります。過去問でしっかり対策しておきましょう。
【対策】 設問はオーソドックスで標準からやや難レベルですが、試験時間に比べて問題量が多いため、速く正確に読み解く、速読力と精読力が求められます。難しい語彙もあるので、単語がわからなくても読み進めるトレーニングが必要です。読解問題のテーマは医療・生物学・生態学など自然科学系のテーマを中心に多岐にわたっているので、医療系大学でよく出題されるテーマを扱った問題集をこなし、日常的に英字新聞や雑誌の記事に目を通すことで良い対策となり、語彙力も上がっていくでしょう。
空所補充問題や語句整序作文は標準的な問題が大半なので、速やかに解答し、確実に得点したいところ。やや難レベルの私大問題でしっかり練習しておきましょう。
初年度が2017年なので過去問も少ないですが、必ず全て解き、問題の概要を把握しておくことが何よりの対策となるでしょう。
数学
試験時間・点数配分 試験時間:80分
満点:150点
【傾向】 大問4題構成の全問マークシート方式で、試験時間は80分。大問1は小問集合で、大問2~4は誘導形式の大問で、基本からやや難レベルの出題となっています。解き方がわからないという問題もありませんが、典型問題の解法丸暗記でやってきた受験生を戸惑わせるようなひねった問題もあり、解答を得るまでにかなりの時間を要するものも含まれています。時間が足りなくなるので、迅速で正確な計算力が必須です。
数学A(場合の数・確率)、数学B(ベクトル、数列)、数学Ⅲ(複素数平面、微積分)を中心に出題。2019年度は条件付き確率、ベクトル、微積分法、2次曲線(双曲線)が出題されました。
難問、奇問はありませんが、誘導に乗りにくいものもあるので、順応性も求められます。とにかく計算量が多いので、しっかり対策することが必要です。
【対策】 国際医療福祉大の数学は、上位私大向け問題集によくあるような典型問題の解法がほとんどなので、まずは教科書の例題を確実に理解し、問題集などで繰り返し練習しましょう。基本事項をきっちりマスターすることが大事です。その上で使いこなすために、中堅から上位レベルの私大向け典型問題を練習し、どの単元も解法を理解して速く正確に解けるようしておきましょう。
かなりの計算力を必要とされるので、定理、公式、解法をしっかりと定着させてすぐに用いられるよう、時間を意識しながら解くように練習します。また、日ごろから自分で正確に図を描き、それを用いて考える練習もしておきたいところです。微積分法については、正確な計算力と応用問題を練習しておくと良いでしょう。過去問演習は80分の制限時間で解き、より速く効率的に解答するための工夫をするようにしましょう。
物理
試験時間・点数配分 試験時間:60分(2科 120分)
満点:200点
【傾向】 大問5題構成の全問マークシート方式で、試験時間は理科2科目で120分。力学、電磁気、波動、熱力学から各1題が出題され、小問集合には原子からも出題されています。基礎から応用まで出題され、よくある問題のようでありながら、設問に工夫がなされており、最適な解法を見抜き手際よく計算しないと解き切れません。
力学は運動を考える問題、電磁気は回路を変化させるコンデンサーを含む問題、波動は正弦波の式と定常波の問題、熱力学は理想気体の状態変化の問題でした。
標準問題が中心ですが、やや難度の高い問題も含まれています。問題数が多いのですべてを解くにはかなりの時間を要します。教科書はもちろん、原理や法則を深く理解し、手早く計算して解答を得る練習を繰り返し行う必要があります。過去問で時間配分を意識しながらしっかりと演習しておきましょう。
【対策】 理工系大学的なしっかりとした作りの問題が出題されるので、教科書を中心に全分野の基本と現象についてしっかり学習しておく必要があります。
やや難度が高い問題も、基礎をしっかり理解してそれを組み合わせることで十分対応できるでしょう。力学は基本事項をしっかり身につけ、電磁気は実験の問題に取り組み、現象・原理の理解を深めておきましょう。波動や熱力学は公式をしっかり押さえておく必要があります。
計算力は必須なので、迅速かつ正確な計算ができるよう練習を重ねましょう。さらに物理的読解力が問われるので、問題をどのように読み解くか考えながら進める練習をしておきましょう。
問題数が多く、時間を要する問題もあるので、過去問演習する際は時間を計り、時間配分を意識して解ける問題から解いていく演習をすると良いでしょう。
生物
試験時間・点数配分 試験時間:60分(2科 120分)
満点:200点
【傾向】 大問4題構成の全問マークシート方式で、試験時間は2科目120分、各大問は2~3部あり合計8問構成となっています。広範囲の深い内容も含めた問題が出題されていて、幅広い正確な知識が求められます。用語や数値の選択、正文(誤文)選択問題、正しい文章の組み合わせを選ぶ問題などの出題が目立ち、難問を含めた計算問題や考察問題も出題されています。2019年度は分泌、生殖、器官形成、代謝と免疫、光周性、発芽などが出題されました。
試験時間は十分足りるものの、実験の結果予想やグラフの読み取りには考察力が問われる問題が出題され、計算問題にも難問が含まれ、難易度はやや高いと言えるでしょう。しかし、年度によって出題される問題のタイプや難易度が異なるので、どんな問題が出題されてもいいように苦手な問題のタイプをなくし、幅広い正確な知識を身につけておきましょう。
【対策】 生物全分野から幅広く出題されるので教科書の内容全体をまんべんなく学習し、徹底的に理解する必要があります。太字の生物用語はもちろん、酵素やタンパク質の代表的なもの、索引に記載された用語についてはきちんと説明できるようにしておきましょう。
教科書のグラフや表も頭に入れ、数値の出し方や関連性を理解しておくと計算問題に役立ちます。融合問題も多いので、単元の関連も考慮して学習しましょう。苦手分野から出題されると大きく失点してしまうので、生物の全範囲を正確に学習する必要があり、単元ごとに完璧に仕上げることが望まれます。
過去問演習と同時にマークシート方式のトレーニングもしっかりしておきましょう。解答方法に慣れておくことがポイントとなります。また、時間を要した問題は知識問題なのか計算問題なのか実験考察問題なのかを分析し弱点を克服していきましょう。
化学
試験時間・点数配分 試験時間:60分(2科 120分)
満点:200点
【傾向】 大問4題構成の全問マークシート方式で、試験時間は2科目120分。理論、無機、有機すべての分野からまんべんなく出題されています。
大問1は計算問題を含む小問集合、大問2は洋銀の成分検出や酵素の構造決定、大問3は窒素を題材にした化学平衡やハーバーボッシュの反応の考察、大問4は有機化合物の合成と分離精製に関する問題が出題されました。
身近な素材や題材を用いて、文章から考察し知識と組み合わせて解く、思考力や読解力が問われます。
難易度の高い思考力が必要とされ、教科書を暗記するだけで高得点を取るのは難しいでしょう。計算も時間を要するので、迅速で正確な計算力が求められます。有効数字には注意が必要で、しっかりと対策しておく必要があります。
試験時間に対し問題量が多く問われる内容も深いため、サクサク進めないと全てを解き切るのは難しいでしょう。
【対策】 まずは標準問題や受験の定番問題をきっちり仕上げて正確な知識を身につけ、問題練習量を増やして定番問題を素早く正確に解答できるようしっかり練習する必要があります。
理論はモル計算が基本なので、さまざまな例題で練習し、教科書の発展まで学習しておきましょう。無機は周期表と元素の性質をしっかりと理解し、化学反応式は必ず自力で書けるように学習し、計算問題まで含め総合的に学習しておきましょう。有機は有機化合物について製法、性質、反応までしっかりと理解し、化学反応式は自力で書けるように学習しましょう。
基本をしっかり身につけた上で問題文を丁寧に読み取り、理解し解答していく思考力が必要になります。いかに早く正確に解釈できるかが合格のポイントとなります。問題集や過去問でしっかり演習しておきましょう。
小論文
試験時間・点数配分 試験時間:60分
【傾向】 国際医療福祉大の小論文試験は、200字を超える長文から設問されるテーマ型の小論文。前半にヒントとなる内容が示され、後半が設問となり、60分で600字の意見論述を述べる形式です。
2019年度は「外国人労働者の受け入れに、改正出入国管理法の施行の背景には人口減少と労働力の確保があることから、新設される「特定技能」により、介護、医療福祉分野へも外国人労働者の増加が見込まれるが、それらの社会も含む影響について」600字以内で論じるものでした。
国際医療福祉大学は国の内外で活躍する医師の育成を目標としているため、日ごろから自国の長所や短所、問題点や課題などを正確に理解しておく必要があります。
【対策】 設問中の条件やヒントを読み取る力と、問題点や背景となっている事柄の理解が必要です。
テーマ型の小論文では、特定の分野に偏らず幅広く情報を収集する力と探究心、知識欲などが求められます。医療分野と関係がないと思われる事項でも医療に影響があるとことを想定し、現代社会や政治経済の基本用語だけでなく、倫理分野、科学技術分野などの基本用語も把握し、話題になっている社会的問題などについても理解しておくと良いでしょう。
論述は設問文の主張を踏まえた上で、自分はどう考えるかを論理的に述べられるように演習します。それには日ごろからいろいろな物事を多角的に見られる視点を持ち、自分の言葉で理路整然と説明できる力を身につけておくようにしましょう。

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