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大学別合格対策(医学部)

東北医科薬科大学

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【一般選抜の入試の傾向】

2016年4月に新設された東北医科薬科大学は、東日本大震災からの復興と東北地方の医療環境の発展に貢献することを目指した大学です。
大学から学費が貸与されるA方式と、大学からの学費貸与と地方自治体の修学資金制度に応募するB方式、一般枠の3方式で募集が行われ、併願することも可能です。一般枠、B方式、A方式の難易度順となっています。

【各科目の入試の傾向と対策】

英語
試験時間・点数配分 試験時間:70分
満点:100点
【傾向】 試験時間70分、大問5題構成の全問マークシート方式。大問1と2が長文読解問題、大問3に文法・語彙問題、大問4が誤文訂正問題、大問5は語句整序問題となっています。
長文は医療系のテーマのものが多く、一文が長くて専門用語も多いので慣れていないと難しく感じるでしょう。内容真偽、空所語句補充、同意語選択、下線部の和訳文選択、脱文挿入など本文の内容を問う問題が多く、細部まできちんと精読でき正確な文章理解ができていないと厳しいでしょう。
文法・語彙問題は、決して難易度は高くないですが、選択肢が長く紛らわしいので注意が必要です。ミスは避けたい問題ですが、会話文や文法・語彙問題にあまり時間をかけすぎないよう、時間配分に十分注意しましょう。
【対策】 長文は医療系が多いので、理科学系のややハイレベルの英文で内容を吟味する読解演習問題集や「ジャパンタイムズ」などの医療系記事をふだんから読み慣れておくと良いでしょう。その際、何となく英文を読み進めるのではなく、一文を正確に読むようなトレーニングが重要になります。速読よりも精読を意識して対策しましょう。
文法・語彙問題は標準レベルなので、ミスするとダメージが大きくなってしまいます。標準レベルの問題集で徹底的に繰り返し練習し、迅速で正確に解答できる力をつけておきましょう。また、整序問題と誤文訂正問題に特化した問題集もおすすめです。
過去問は数年分しかありませんが、必ず目を通し、足りない分は他大の過去問で補っておきましょう。
数学
試験時間・点数配分 試験時間:70分
満点:100点
【傾向】 大問3題構成で、試験時間は70分。全問マークシート方式で比較的時間に余裕のある設定となっています。
初入試の2016年は易しい内容でしたが、2017年度から難化。直近では論理的展開力や図形的思考力が問われる内容になっています。
出題範囲は、「数学I、II、III、A、B」で、全体的にまんべんなく出題されますが、微積分法が頻出。私大医学部の中では比較的時間に余裕のある構成で、難易度も決して高くはないので、高得点争いとなることが予想されます。
難易度は基本から標準レベルですが、簡単には処理できない問題もあり、正確かつ迅速な計算力が求められます。また、複数の単元が融合されて出題されるので、関連性を考えながら学習するようにしましょう。
いかにミスなく失点をしないかが合否を分けるポイントとなるでしょう。
【対策】 上位私立大~上位国公立大レベルの典型的な問題が多いので、まずは教科書を振り返り、取りこぼしのある公式や定理は徹底的に復習し、章末問題までの解法、考え方をしっかり理解して身につけましょう。また、計算練習を徹底的に行い、特に微分・積分については上位校での典型レベルまで引き上げておく必要があります。
複数の知識から成り立つ誘導問題が多いので、最終的には上位国公立大の問題集で応用力をつけておくようにしましょう。
マークシートなので図示や証明問題の出題はありませんが、日ごろから図やグラフを利用して考えることが重要です。適切な図を描いて題意の理解や解法の発見ができるようにしておきましょう。
過去問演習を行う際には、制限時間70分内で一通り解き、時間配分を意識して、間違った問題はもちろん、正解した問題もより効率的に解く方法を考えながら、しっかり見直していきましょう。
物理
試験時間・点数配分 試験時間:60分(2科 120分)
満点:100点
【傾向】 大問3題構成で、試験時間は2科目120分。全問マークシート方式で、例年、大問1と2で、力学、電磁気、大問3が波動または熱力学からの出題となっています。
難易度は標準からやや難レベルで、典型的な問題が多い一方で、やや難しい問題や工夫された問題もあり、物理的思考力が求められます。
力学は鉛直ばね振り子の単振動、電磁気は抵抗と電池、波動はフェルマーの原理からの法則や公式を導かせる問題が出題されました。仕事とエネルギーの関係も含めて各単元でしっかり「エネルギー」の概念をマスターしておくようにしましょう。
物理現象を正しくイメージする力や総合的な理解が求められます。大問1問あたり20分で解く計算となるので、決して時間的な余裕はありません。解ける問題から解いていくことが必要です。
【対策】 年々難易度が上がってはいるものの、全体的に標準的な問題が多いので教科書の基本に戻ってしっかり基礎力をつけ、全分野の標準的な問題を数多くこなしておきましょう。
直近の問題では、解き慣れないものや難度の高い問題が出題されていますから、やや難度の高い問題も解いて対策しておく必要があります。
試験時間に対して問題数が多く、迅速に解き進めなければならないので、日頃からなるベく速く解ける解法や知識を得ておきたいところです。数学的思考力が求められるので、グラフを描いて現象を理解したり、公式や法則を正確に覚えたりして自分のものにしておきましょう。
過去問演習をする際には、時間を測りながら実際の入試のつもりで解いてみましょう。また、さまざまな入試問題にチャレンジして応用力を身につけておくと良いでしょう。
化学
試験時間・点数配分 試験時間:60分(2科 120分)
満点:100点
【傾向】 全問マークシート方式で、長めの問題文を含んだ4題の大問で構成されています。試験時間は理科2科目合わせて120分で、スピーディーに設問を解くことが求められます。設問は、化学基礎・化学からの出題で、教科書の全範囲から広く出題されます。どの分野でも計算問題が出題されることに特徴があります。
理論では、計算問題のほかに概念や法則の理解を問う正誤問題もよく出題されます。無機では、工業との関連についての出題が目立っています。有機では、生化学や高分子化合物を中心とした問題がよく出題されています。難易度は概ね標準的で、学校の教科書レベルの出題ですが、難度の高い問題も一部出題されています。
教科書の細かい部分までどれほど理解できているか、時間内に問題を解ききることのできる計算力、読解力がどれぐらい身についているかが合否の要となるでしょう。
【対策】 標準レベルの問題が多いものの時間が短く、大問一問あたり12分程度を目安に解けるようにする必要がある他、すべての分野で計算問題が出ることから素早く計算する力が必須になります。化学量の計算などの基本的な計算問題を繰り返し解いて計算力を身につけましょう。
無機、有機では物質の特徴や反応経路のマスターを優先的に仕上げましょう。教科書の知識が章末レベルまで問われるので、化学基礎・化学の教科書をくまなく読み込むことが重要になりますが、これには相当な時間と努力を必要とするため早いうちからの学習が必要です。教科書の表現が難しければ、参考書などで教科書の対応する部分を併せて読むのも良いでしょう。
また、正文選択問題や長文を含む問題は、標準レベルの問題集を一冊で構わないので繰り返し解いて確実に仕上げた後、過去問演習を十分に行って出題形式に慣れることで対策することができます。
生物
試験時間・点数配分 試験時間:60分(2科 120分)
満点:100点
【傾向】 全問マークシート方式で、空欄補充問題と実験考察問題の多い大問3題で構成されています。試験時間は理科2科目120分で、考察問題に時間を要するため、知識問題でのスピード感が重要になるでしょう。
出題は生物・生物基礎からで、医学に直結する分野からの出題が目立ちます。また、創立以来毎年遺伝情報からの出題があるのでこの単元はしっかり押さえておきましょう。出題される分野は年によって異なりますが、一回の試験で聞かれる分野は少ないので、苦手分野を作らないようにしましょう。
知識問題は教科書に載っている知識からの出題が多いものの、教科書の中でも細かい知識が多くみられ、決して易しくはありません。実験考察問題は短時間での処理が難しい問題が多く、処理速度が合否の要となるでしょう。
【対策】 実験考察問題に時間を要するため、時間配分に注意する必要がありますが、問題を解く順番も重要です。三題の大問の中で難易度の高い問題が年度によって異なるため最初に全体を見渡し、比較的易しそうな設問から手を付けるようにしましょう。
また、一回の試験で出る分野が少ない分、苦手分野が出題されると大量失点するおそれがあるので苦手分野を作らないようにしましょう。ケトン体の産生など医学部特有の問題が出題されるので、余裕があれば資料集を確認しておくと問題をよりスムーズに解くことができます。
知識問題の対策は単語帳を使った暗記のほかに教科書の徹底的な読み込みによる用語の背景の理解が必要です。標準レベルの問題集を解いて知識のアウトプットをするのも良いでしょう。実験考察問題は、過去問を解いて出題の特徴を掴んだのち、同じマークシート形式の私立医学部の問題で練習するとよいでしょう。
小論文
試験時間・点数配分 試験時間:60分  600字
【傾向】 テーマ型の小論文で、2019年度は「義務と権利の関係性について述べる」でした。
試験時間は60分、字数は600字以内と指定されています。インフォームドコンセントについて国内外の現状や課題、患者の知る権利や自己決定権について論述できるようにしておきたいところです。
2018年度は「犯罪被害者、加害者の人権保護について」、2017年度は「医療技術の進歩により人は幸福になったか。恩恵と問題をあげて述べよ」でした。
【対策】 テーマ型のため、テーマに関する基礎知識がないと字数が埋まらないので、医療系テーマの小論文対策をしておく必要があります。構想力と、知識や情報力を上げ、小論文の形式で自分の考えがきちんと伝わる文章にまとめあげるトレーニングを行いましょう。
日ごろからニュースなどを見て医療の現状や社会の動向に関心を持ち、幅広い知識と理解を深めておくと良いでしょう。

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