夏休みまでが本当の勝負!!
プロ家庭教師梅本が考える
この時期の新小6生が心がけておくべきこと
No.1GW(ゴールデンウィーク)まで
Part.3スタディ編~後編(各論)~
こんにちは。プロ家庭教師の梅本です。中学受験をお考えの新小6生ご本人および保護者の方々にむけて、
「塾ではイチイチ教えてくれないけれど、中学受験に臨むにあたり実はとってもとっても有用なこと」
を中心にお伝えしております。
※こちらからお読み下さい※
今回も是非、勉強の前にご一読ください!
※お願い※
この<スタディ編後編>の前に<マインド編><スタディ編前編>をお読み下さい。より効果が高まります!
なお、このブログには、受験国語で頻出の重要表現や重要語句が豊富に散りばめられています。積極的に意味などを確認しておけば、あなたのボキャブラリー(語彙力)は飛躍的に高まりますよ!
では、早速始めて参ります!
Contents:
1.イントロダクション(導入)
2.ディテール(各論)
①全科共通
②国語
③算数
④理科
⑤社会(←関係のない方は読み飛ばしましょう)
3.コンクルージョン(まとめ)
1.イントロダクション(導入)
今回はいよいよ科目別の具体的な勉強法に切り込んで行きます。
もっとも、あなたが所属なさっている塾や、広く流通している受験関連書籍、インターネット上にあふれている情報等、すでに多くの方がご存知の内容も幾分含まれることでしょう。
そういった勉強法については、
「もう、知っているよ!」
で終わらせるのではなく、
「梅本先生が改めて仰るのだから、今後はきっちり実践しよう!」
くらいに感じて頂ければ幸いです!
とはいえ、あなたがご存知な内容ばかりここで紹介していては芸がないというものです。
そこで、(受験産業の現場ではあえて言及されることの少ない)本質的なお話も交えてお伝えしていくようにしますね。
こちらに関しては、
「そんなの当り前じゃないか!」
などとお感じになる方もいらっしゃるかも知れません。しかしながら残念なことにそのような反応をなさってしまう方ほど実行できていらっしゃらなかったりもするのです。
このブログをお読みのあなたが、先述のような、
「当たり前のこととわかっていながら実践せず、それどころかあなたにとって有益なアドバイスをけ落とすようなおろかな受験生」
でないことを祈りつつ、
いよいよ本題に移ることと致しましょう!
これからお伝えすることを、GWまでには定着させて夏まで実践することができれば、秋以降、より安全かつ安心に受験生活を送ることができることを、梅本が保証します。
その気になれば誰もが必ずできることです。ぜひ実行していきましょう!
2.デイテール(各論)
①全科共通
ここでお話しする勉強法には、大前提となる明確な目的があります。
その目的とは、
これをお読みのあなたが、
2021年の1月下旬(関東ならば2月上旬)に吉報を得ること
です。
すなわち、
志望校(希望校)に合格する
ということです!
※ここでお話する勉強法は、なんならそのさらに6年後、行きたい大学に合格するためにも有力です。
つまりは、「入試問題」において「合格基準点以上の点数」を獲得する力を得るための勉強法になります。
では早速、ポイントをまとめますよ。
★出題者の意図を常に意識する!
★「課題遂行マシーン」化を避ける!
★忘却と間違いを恐れない!
この3つは、全ての科目に共通の超重要ポイントです!
今、全く同じ能力値(順位・偏差値)のAさんとBさんがいたとします。
同じ志望校を目指してそれぞれ一生懸命に受験勉強に励んでいます。
上記3つのポイントを守りながら受験勉強をしたAさんと、守らずに頑張り続けたBさん。
入試の頃には偏差値にしてまさに10~15ポイントくらいの差になります。
量的には、Bさんの方がより多く頑張ったにも関わらず、力を発揮しだしたのはAさんなのです!
にわかには信じがたいかも知れませんが、まぎれもない事実です。
そのくらいに大切なこの3つの
全科共通『超』重要ポイント!!
分かりやすくご説明しておきます。是非とも取り入れるようにして下さいね!
★出題者の意図を常に意識する!
最大かつ最上級の、最も尊いポイントはここにこそあります!
ここで一つ、ご想像ください。
あなたがご自身の志望校で、入試問題を作成する教員だったとしましょう。
合格し、入学してくる生徒たちとは6年間関わることになりますね。共に成長していくわけです!
さあ、どんな生徒たちに入学してきて欲しいですか?
「現場の先生方はどのような人を選びたいのだろうか」を考えてみて下さい。
それを、紙上の答案によって上手くはかれるように、入試問題というのは練り上げられているのです!
すなわち、
「出題者とのコミュニケーション(意思疎通)が上手な人物」
が求められているのです!
ここでいうコミュニケーションは、2つの階層に分かれます。
1つめは、もちろん
「問われていることの意味がわかる=何を答えるべきかがわかる」
ということです。
そして2つめは、
「この問われ方をしているということは、あの解決方法を駆使(場合によっては応用)すれば良いのだな」と洞察(どうさつ)する力です。
これらの能力は、常々「出題者の意図」を念頭に置きながら勉強を重ねていくことでのみ備わり、大きく育っていく代物です。
一朝一夕にはいきませんので、即実行ですよ!
★「課題遂行マシーン」化を避ける!
当然ですよね!
釈迦に説法でしたか?(馬の耳に念仏ではないことを祈ります。)
でも、お気をつけ下さいね。
知らず知らずのうちに陥ってしまっている受験生の、つまり「マシーン化」してしまっている受験生の、なんと多いことか。
誤解を恐れずに病気のたとえを使えばわかりやすいかも知れませんね。(あくまでたとえですよ!)
自覚症状のある病気は、怖くありません。病状が進む前に「痛み」「辛さ」「だるさ」などを感じて診察を受けることができます。手遅れになるまえに早期に手を打つことができるわけですね。
ところが、自覚症状がなければどうでしょうか?
知らない間に病状は進行し、気づいた時には手の施しようがない、、。途方に暮れるほかありませんね。こうなってしまっては、文字通り命取りです。
6年生になれば課題の量が増えるのは当然です。
目指す学校のレベルによっては、とてつもない分量の宿題を課せられます。受験勉強なんてそういうものです。
だからこそ、「目的意識」を忘れずに取り組むよう心がける必要があるのです。
くれぐれも、ただ目の前の課題をこなすことを目的化してしまうことのないよう、強く意識しておきましょう。
宿題は、力を定着させるための手段であることをしっかり覚えておきましょう!!
「マシーン」にならないための秘訣があります。
それは、
「解く=できないものさがし」
「おさらい=できないものを研究しできるようにする」
です。
この2点を心がければ、そもそも塾などから課せられた量をただ鵜呑みにしてすべて仕上げる(しかしあまり身についてはいない)ような不幸を避けることができるようになります。
前回のブログでもお伝えした「量と質」のお話にここでつながるわけですね!なにも、課されたものをばか正直に全部やらなくても、質を担保した適切な量をキッチリ消化吸収できれば受かりますよ、どんな学校も。
★忘却と間違いを恐れない!
●忘却を恐れない!
「暗記が苦手」「覚えるのは嫌い」という生徒たちにその理由を聞くと、稚拙(ちせつ)な、すなわち幼稚でつまらないものから順に、だいたい以下のようにお答えになります。
「役に立たないから」
「面倒くさいから」
「覚えるのが苦手だから」
「頑張って覚えても忘れてしまうから」
いかがですか?あなたにも心当たりがおありでしょうか?
一つ一つご納得いただける説明を致しますよ。
まず、「役に立たないから」について。当たり前です!役に立たないことなのにたくさん覚えられているからこそ価値があるのです。そもそも、入試に出題されるのだから、少なくとも受験の局面では役に立ちますよね。
さらに、(もう少しお兄さんお姉さんの年代にはこう説明しているのですが、)
「生きていくこと、お金を稼ぐことなどに直接役立たないように見える知識のことを『教養』といい、これは人間の幅を広げるうえで実は決定的に大切なものだ」ということも付記しておきます。
「教養」については、あなたに伝わる平易な言葉だけでお伝えするのが難しい内容ですので、詳しい説明はまた別の機会に譲りますね。
続いて、「面倒くさいから」について。これも人によりますが、半数程度(またはそれ以上)の方々にとって当然でしょう。面倒だろうがなんだろうが、受験に出題されてしまうのだから、腹をくくって計画的にコツコツと取り組んでいくべきなのです。
その忍耐力をこそ、はかられているのです。だからこそ、あなたにとって苦痛のない、例えば好きなゲームやアニメのキャラクターを覚えていれば点数になるような出題ではないのです。
「面倒でもやるしかないのだから、頑張る!」
こうした覚悟が早いうちに備われば、それはやがて、
「どうせやるなら楽しもう!」
という、
より健全かつ効果的な精神状態で受験生活を送ることも可能になってきます。
この域に達すればもうこっちのものですね!!
最後に、「覚えるのが苦手だから」「頑張って覚えても忘れてしまうから」について、まとめてご説明します。
やっとまともなお話ができます。どちらも正論で、いわゆる、「しかられることのない真っ当な理屈」です。
解決策はただ一つ。
「忘却と友達になる!!」
これに尽きます。いくらでも忘れて下さい。
記憶というのは興味深いもので、「記憶→忘却→記憶→忘却→……」を繰り返すほど、定着して忘れにくくなるのです。
さらにこの繰り返しをした知識の数が増えれば増えるほど、完全に記憶にとどまるようになるまでにかかる「記憶→忘却→……」のサイクルが、少なくて済むようになっていくのです。
すなわち、
「記憶力は、覚えることの繰り返しによってのみ鍛えることができる!」
のです。
●間違いを恐れない!
ときどき、こういう受験生に出くわすことがあります。
「×がつくとやる気がなくなる。」
「できる問題以外に興味はない。」
「間違いが多いと自信を失う。」
部分的には理解できます。しかしながら、これらはすべて受験の世界では
「戯言(ざれごと)」「妄言(もうげん)」の類でしかありません。
少し難しい言葉でしたので、近い表現にかみくだくと、「屁理屈」といったところです。
ここまで梅本先生のブログをお読みになってきたあなたはもうお気づきかも知れませんね。
間違いを歓迎して下さい。
入試で出題されるかもしれないもののうち、「現状あなたにはまだ正解にたどり着けない問題」こそが、宝物のはずです!できる問題に安住せず、勇猛果敢に、「できない問題を克服するためにどうすればよいのか」を真剣に考えるようにするのです。
それこそが、本当の意味での「学び」なのですから!
間違いの原因を探り、その原因を改善するための方策を探る。そして再度チャレンジ(挑戦)してみる。
この流れをGWまでには習慣づけ、夏まで続けることこそ、春に笑うための最善のルート(道順)なのです!
②国語
●読解力
よく読解力といいます。何を読解する力でしょう?こう質問すると、十中八九次のような返答を受けます。
「文章です。」
「長文です。」
もちろんそうですね。さすがにここは否定の余地もございません。
しかしながらここには大前提となる条件があります。
それは、
「設問の読解ありき!!」
ということです。
一体何を問われていて、その場合どういうことに着眼し、どのようなアプローチ(経路)で解答していくのか。
この一連の流れが「設問の読解」です。
「設問の読解」をないがしろにした状態でいくら「文章の読解」にこだわったところで、点数にはつながりません。
読書と読解はちがうのですから!
あなたが受験国語で対話なさる相手はどなたですか?
著者でしょうか?
否!!
設問作成者です!
そもそも、多くの場合「長文自体」を毎回すべて理解するのは中学受験ではまず無理筋です。一流の難関大学で出題されるレベルの文章だって、中学入試ではざらに(よく)出題されていますよ!
「設問の読解」に意識が向いていない受験生は異口同音にこうおっしゃいます。
「今回は文章が難しかったので国語ができなかった。」
「きらいな文章だったので国語が足を引っ張った。」
あなたは、こういったことをおっしゃったこと、ないですよね!?
あまりに幼稚な言い訳に過ぎませんので、お心当たりがおありなら、金輪際やめましょう。
(そもそも、入試で「難しい文章」「きらいな文章」が出たらどうなさるのでしょうね?あきらめてしまわれるのでしょうか?もったいないですよね、、。)
もう一つ。
「文字数が多くて時間が足りなかった」
「分かりにくくて読み直していたので時間切れになった」
いかがですか?おっしゃったこと、ないですよね!?
これも今後二度と言わないようにしましょう!解いて合格基準点を超えればよいのです。何も一言一句すべてを理解する必要はございません。
中学入試において、完璧主義者は(一部の天才を除いては)不幸への一本道をたどります。どのみち、各設問に取り組む際に傍線部や空欄部の近辺を中心に読み直すわけですから、解答前に文章自体の理解度を高めることにこだわってはいけません。
だいたいの入試問題において、国語単独でみて合格者の平均点を超えるには、感覚として文章全体の5割ほどの理解で事足りるのですから。
しっかりと、「設問の読解」をまずは心がけるようにしていきましょう!!
ちなみに、「読みながら文章に線を引け」とおっしゃる先生方や保護者の方の指示は、正しくないことのほうが多いので無視しましょう。手段を目的とはき違えてしまっては不幸です。
「設問の読解」を心がけているうちに自然と、
「どうしても引いておいたほうがいいな。囲んでおきたいな。」
という部分が出てきます。自ら印をつけたくなる瞬間がやって来るわけです。そうなれば、正しい国語読解の勉強法が身につき始めた証ですね!
●知識
課されたものを地道に覚える!これに尽きます。言わずもがなです。
すでに①全科共通でお伝えした通りです。
(特に漢字で)ひとつだけ大切なのは、
「自分の手で書いて覚える!」
ということです。見て覚えるだけの場合の、10倍以上の定着効果があるといっても過言ではありません。
③算数
●計算問題
これをサボる受験生に歓喜の瞬間は訪れません。定められた量を定められた時間で、定められた正確性を保ってできるようになるまで、毎朝コツコツひたすら修行あるのみです。
毎朝コツコツね!
そのようにご指導しますと、ただただ闇雲に解く一方になってしまう受験生がいらっしゃいます。
がむしゃらにやれと言っているのではありません。目的意識をもって取り組むのです。大切なポイントは、「やり直し」にあります。
自分が誤答を導いた原因をピンポイントで見抜く習慣が大切です。そして、改善していく。この地道な反復こそが、早期に計算力を一流の域に高める最短ルートです!
誤った瞬間を見抜くには、あなた自身にとって、見易い途中経過を書き残す習慣づけも大切ですね。お忘れなく!
●文章問題
金言があります。
「準備8割解答2割!」
です。
たとえば5分で解くべき文章題があるとしましょう。
4分間は設問から導き出せる手がかりを図や表や式を使いながら整理していくのです。
そして残りの1分でやっと、直接問われている答えを求めればいいというわけです。
よろしいですか?
算数が苦手な受験生に多いのが、すぐに答えが出せないと覚るやいなや、
「難しい」
「わからない」
「できない」
と、あきらめのため息とともにおっしゃいます。
こういった言い訳はいずれも、解く気がないだけの現実逃避の代物ですよ!
恥ずかしいので(あなたがもしなさっているのであれば)即刻やめましょう。
いきなり答えが出せる問題は、入試ではさほど出題されません。いくつかの条件をならべ、つなぎあわせていくことで順繰りに(段階的に)最終的な答えにたどりつくような仕組みで作問されているのですから、解答する側もその作法に則った勉強の仕方を心がけましょう!
何せ、それこそが「出題者の意図」を意識することの具現なわけですから!
ちなみに算数でもよく、
「図を描け」「表を書け」「式を書け」と大人に耳にたこができるくらいに聞かされる受験生もいらっしゃいます。
もちろん、作図や立式がすべてではありません。あくまで解くための手段です。なくても必ず解けるのであれば必要ないでしょう。
しかし、先生方や保護者の方々が口を酸っぱくしてこれらを受験生におっしゃるということは、受験生の側にも落ち度はあります。
なぜなら、解けている方にわざわざ大人がこういった「注文」をつけてくることはまずないからです。
作図も立式もせずに解いて間違ってしまうなんて、最悪にカッコ悪いですよ!!
復習時に、あなた自身のつまずきのポイントを明確に発見するためにも、解答のプロセス(過程)はきっちり残すよう習慣づけましょう。
●図形問題
この分野も得手不得手のはっきり分かれる所ですね。
図形には、決まりきったパターン(型)があります。まずはそれを塾の講義やテキストの説明、家庭教師等からの直接指導によって「覚える」のが大切です。
基本的な型をおおむね覚え、使いこなせるようになれば、すべての中学受験の図形問題は解けるようになります。
その先に、超難問であっても制限時間内に解き切ることができるような最強の図形マスターへの道があるのです!
「図形の土台は暗記にあり!」
銘記しておいて下さいね!
④理科
この宇宙と、この地球を構成するあらゆるものにまつわることが学べる深遠な科目です。ロマンがありますよね!
「あまり興味がない。」
「好きではない。きらいだ。」
「得意ではない。苦手だ。」
もしあなたがこのようにお感じであれば、このブログをお読みになったことが幸いしました!
今後は得意科目(少なくとも好きな科目)になるのはほぼまちがいないのですから!
なぜなら、理科は正しくやれば最も成果が出やすい科目だからです。そして、その正しい勉強法を、あなたはこのブログから学び取ることができるからです!
●物理分野・化学分野
光や音、電流、力学といった物理分野と、溶解度や水溶液の性質、物質の三態といった化学分野は、
「理論の理解」
「公式の駆使(くし)」
「出題パターンへの慣れ」
「データの読み取り」
以上がマスターへのポイントになります。
この4点ができているか、自問自答しながら勉強なさって下さい!
抽象的な範囲であるため具体的なイメージがわきにくい分、取っつきにくさがあるのは否めませんが、それだけに、マスターしておけばライバル達との差につながります!
●地学・生物分野
天体、地層、気象といった地学分野と、植物、動物、人体といった生物分野は、
「基本事項の徹底暗記」
「一部計算問題への対応」
「思考問題への慣れ」
以上がマスターの三本柱です。
最も大切な土台部分は言うまでもなく「基本事項の徹底暗記」です。覚えるべき量が多くて大変ですが、①全科共通でお話ししたとおり、反復が命です。
いずれの分野もGWまでにはこれらのポイントを意識した主体的な学習習慣を身につけることが大切です。
地道にコツコツと頑張りましょう!!ある程度覚えられれば(軌道に乗れば)少しは楽しさも出てくる科目です。
とはいえ、あまり長い時間をかけてもいられないので集中してメリハリのある学習を心がけるようにしましょうね!
⑤社会(←3科受験の方は読み飛ばしましょう)
理科が宇宙と地球にまつわることについての学問であるならば、社会は人類誕生以来の人間の生活全般にまつわる学問といえるでしょう。
分野としては、「地理」「歴史」「公民」と、大きく三つに分かれるのですが、勉強法という観点では、別の切り口から分類したほうが効果的です。
●暗記
これはもう①全科共通でお伝えした通りの内容です。
特筆するならば、ストーリーを持たせてかたまりで覚えるイメージを持つと、定着しやすくなります。科目特性上それが最もし易いのが強みですね!
あとは反復!
これにつきます。
ちなみに、語呂合わせなどを忌み嫌う先生方や保護者の方々も少なからずいらっしゃいますが、とっかかりのタイミングでは語呂合わせをうまく活用しても構いません。ある程度の知識量になれば、語呂を解除しても覚えておけるようになりますので、語呂合わせを敬遠した結果覚えきれないという悲劇的なケース(事態)になるよりは余程マシというものです!
●読み取り・思考・計算
土台の暗記がしっかりしていればここで苦労することはほぼないでしょう。しかしながら、
「表やグラフから読み取る」という行動には一定の慣れが必要になります。GWまでには取り組み始めて、夏までには完全に慣れておくことが大切です。
思考・計算問題は、社会の場合ほぼ「パターン化」しています。広い意味での暗記で乗り切ってしまっても構いません。
4教科のなかで、費やすことのできる時間が最も少ない科目です。
理科と同様、
集中してメリハリを持たせた学習を常に意識することが肝要です!!
3.コンクルージョン(まとめ)
今回は非常に長くなりました!科目別の<スタディ編>いかがでしたか?
かなり役立つように心をくだいてご説明して参りました。一部耳の痛いところもあったかも知れません。でも、大切なのはこれからGWまでに習慣づけたことを夏まで貫き通していくことです。
新型コロナウイルスの影響もあり、そして、それに対する我々大人たちの下手くそな振る舞いの結果、あなたの受験学年としての大切なスタートは、休校やら塾休講やらと、バタバタしてしまいました。
新小6生にとってはなんだか気の散る、落ち着かないスタートになってしまいましたが、それでも中学入試は待ってはくれません!!
しかし、そんな逆境の中にあっても、このブログをお読みのあなたには、朗報があります。
それは、ここまでたどり着けたあなたには、
短いようで長く険しい入試までの受験生活の日々を乗り切るだけの忍耐力、スタミナがすでに備わっています!!
何せ、10000文字にも迫るこのブログ記事をここまで読み進める集中力と忍耐力と読解力をお持ちなわけですから!
ご自身の力と、梅本先生の渾身のアドバイスを信じ、
たった今から合格への行進を始めようではありませんか!!
最後までお読み下さりありがとうございます!心より感謝いたします。
近いうちにまたお会いしましょう。
では、まずはGWまで、キーワードは「習慣化」です!
共に頑張りましょう!!
プロ家庭教師
梅本 勇造