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大学別合格対策(医学部)

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入試の傾向

毎年どの教科も難易度は標準レベルが中心ですが、試験の制限時間に対し問題量が多く、時間配分がとても大事になります。特に理科系は2科目100分と時間内に全て解くことは難しく、とにかく時間との勝負となります。
また、英語は配点が150点、試験時間が80分と他の教科より長いことから、英語を重視していることがうかがえます。
どの教科も一般的な問題集にはないような珍しいタイプの問題が出題される傾向にあるのが特徴的で、過去問演習は必須です。

各科目の入試の傾向と対策

外国語
試験時間・点数配分 試験時間:80分  満点:150点
【傾向】 例年、長文読解が中心で、大問が6問~8問あり、大問1が文法、その他が読解という構成になっています。今年は大問が昨年より1つ減って6問でしたが、逆に小問数は46から53問に激増しています。
大問1の文法は穴埋め問題や語句の並べ替え問題などが出題され、難易度は標準レベルですが、後の読解の量がかなり多いので、ここは短時間で終わらせる必要があります。
長文読解は穴埋め問題や内容の一致、同意文選択、指示語指摘、内容説明などが出題されています。長文のテーマは医療に関するものだけでなく、人文系や社会系など多様で、例年グラフなどを読み取らせる問題も含み、難易度は標準から難レベルまで混在しています。
短いものは200語くらいのものもありますが、長いものは1300語以上もあるので速読力が問われます。長いものは読みやすいですが考えさせるので時間を要する問題となっています。
【対策】 全体の8割以上が長文で、それを80分で解かなければならないので、読解が苦手な場合は厳しく感じるでしょう。対策としては、大問1の文法問題を短時間で終わらせる必要があり、文法と語彙力は早めに身につけておくべきでしょう。単語は医学系の単語、準動詞、関係詞、比較がよく出題される傾向にあるのでしっかり対策しておきましょう。
長文読解の量が多いので、ジャンルを問わず速読力が必要です。まずセンターの問題集から始め、徐々に長い文の問題を演習し、最終的には1,000語以上の英文を読んで、時間内に解けるように演習する必要があります。
医療系だけでなくさまざまなテーマから出題されているので、多様な背景的知識があると良いでしょう。
グラフなどからのデータの読み取り等、数理的な内容も含まれことが多いのでしっかり対策しておきましょう。
数学
試験時間・点数配分 試験時間:60分 満点:100点
【傾向】 例年大問が4題で、微積分と確率問題が頻出しています。大問1は数学I、A、B、IIIの全ての分野から出題されています。どの分野にも偏りなく標準的なレベルまで十分に学習しておく必要があります。
大問2は図形や三角関数の問題、大問3は微積分で、面積や体積を求める問題や積分計算の問題も出題されることもあります。今年特筆すべきは、初めて数IIIの複素数平面が出題されました。
大問4は、毎年確率の問題が出題されています。整数や三角関数と融合して出題されることもあるため、過去問を徹底的に演習すると良いでしょう。
難易度は私大医学部にしては標準レベルで、難問はありませんが、考えさせるような問題が出題されることもあり、試験時間が60分と短いので、高得点を取るためにはかなりスピーディーに要領良く解く必要があります。
【対策】 難問はないので、基礎力の徹底を要します。教科書レベルの典型的な問題パターンを演習するところから始め、未習項目がないようにしましょう。解けなかった問題は何が理解できていないのかしっかり確認するようにします。
図を描いて考えさせる問題も多いので、図形的な意味を考えながら解く問題対策をしっかりやっおきましょう。試験時間が短いため、時間内に終わらせるためには、微積分の計算演習や確率の問題は私大上位レベルの典型問題まで十分に対応できるようにしておくようにしましょう。
過去問演習は、60分の時間をきっちり計って行います。間違った問題はしっかりと理解して解き直し、正解した問題もより効率よく、もっと速く解ける方法はなかったかという観点で見直していきましょう。
物理
試験時間・点数配分 試験時間:50分(2科 100分) 満点:100点
【傾向】 例年通り大問3題構成で、ここ数年は力学、電磁気学と熱もしくは波動の出題が続いています。力学では「振り子の運動」や「糸につながったおもりの運動」などが出題されました。典型的な標準レベルの問題に見えますが、見た目ほどやさしくはありません。
電磁気学は標準レベルの問題が多く、それほど難易度は高くはありませんが、19年度の大問2の「熱サイクル」の問題、18年度の大問3の「電磁誘導」の問題など、計算量の多い問題があるため、素早く正確に解く計算力が必要となります。また、今年度の「交流回路」の問題では、三角関数や近似式を使うので、慣れていないと厳しいでしょう。
熱力学は「熱機関の熱効率」や「気体の状態変化」などが出題。単純に解くというより、正しい理解が求められる問題でした。
【対策】 標準からやや難度の高いレベルまで、学習しておくことが必要です。まずは教科書を理解し、語句の定義や公式の導出が確実にできるようになることから始めましょう。現象とグラフやグラフと式の関係もしっかり理解しておきます。教科書を隅々まできっちりと学習し、図録なども利用しましょう。
とにかく試験時間が2科目で100分と余裕がないので、ケアレスミスなく、いかに速く問題を解けるかが大切です。時間配分に注意し、基礎的な典型問題を可能な限り短時間で解くように演習しましょう。
受験が近づいたら過去問演習を徹底しましょう。赤本などを利用して時間を計りながら実際に問題を解くことをおすすめします。時間をかけて難問1問解くより、簡単な問題を短時間で多数解くことから始めていきましょう。
生物
試験時間・点数配分 試験時間:50分(2科 100分) 満点:100点
【傾向】 2018年までは大問が6題でしたが2019年は大問5題。頻出するのは神経系、免疫、循環系など動物整理に関する問題で、その他タンパク質、遺伝などもよく出題され、ほぼすべての分野から幅広く出題されています。
今年は減数分裂と発生、生態系、腎臓、ハーディ・ワインベルぐの法則と総合問題という構成でした。
出題形式は全問マークシート方式で、主に用語の選択や正誤問題、計算問題、実験データの読み取りや思考力が問われる問題も混在しています。単元ごとに出題されるというより、複数の単元を総合的に織り交ぜたような問題になっているところが特徴的です。
難易度は基礎から標準レベルですが、時間が50分と短いのに、問題量が多く、計算も多くて考えさせる問題もあるので、時間配分に十分注意する必要があります。
【対策】 複数の単元を合わせた総合的な問題があり、出題分野が幅広いので、まずは参考書や教科書を用いて生物現象や用語を定着するところから始めましょう。その後問題集で確認し、応用問題に進むよりも基礎問題の反復練習をするなどして徹底させることをおすすめします。図説なども利用して、なるべく多くの知識を身につけておきましょう。
毎年、計算問題も数問出題されるので、しっかり対策しておきましょう。特に遺伝、神経の伝道速度、ミクロメーター、浸透圧、塩基対数の計算、ハーディー・ワインベルグの法則、系統樹、生体系に関する計算はやっておきましょう。計算問題は点数を取りやすいので、ミスのないようにしっかり演習しておく必要があります。
とにかく文章量が多く、内容が深いものもあり、時間を要します。過去問で実際に時間を計って、時間配分に気を配りましょう。
化学
試験時間・点数配分 試験時間:50分(2科 100分) 満点:100点
【傾向】 2017年以降、大問が1つ減って3問になりました。全問マークシート式で、難易度は標準レベルからやや難しい問題もあり、他教科と同様に出題範囲が幅広くて、計算問題もあり、問題文が長いので時間との勝負になります。問題の取捨選択も必要な要素です。
今年はアルミニウムをテーマにした反応性や融解塩電解の問題、物質の三態と水の蒸気圧を考える気体の計算問題、脂肪族化合物をテーマにした物質の性質やエステルの構造決定の問題が出題されました。
また、医学部の中では珍しく毎年無機単独の大問が出題されています。難易度は標準レベルですが、単に暗記するのではなく、理論と無機のつながりを意識した学習が求められます。正確な知識と深い理解が必要です。
有機は、問題自体が特別難しいわけではないのですが、教科書以上の知識が必要な問題もあり、上位国立の思考力を問うような有機の問題を参考にするといいでしょう。高分子の計算問題にも慣れておきましょう。
【対策】 大問が一つ減ったことで、時間的余裕ができたかというと、計算問題も多く、単なる知識ではなく思考力を問われる総合的な問題もあり、時間的余裕はまずないと思った方がいいでしょう。
最初は教科書の内容の振り返りから入り、それぞれの現象の理解を深めて化学の基本に基づいた知識を自分の言葉で解釈できるように学習しておきましょう。またビジュアルで覚えると効果的なので資料集も利用した方がいいでしょう。
計算問題も毎年出題されているので、苦手な分野は早めにつぶしておくことをおすすめします。難易度は標準レベルからやや難度の高いレベルの問題ですが、問題量のわりに時間が短いので、スピード力を上げる計算トレーニングをしておきましょう。
すぐに難問の応用問題に進んでしまう前に必ず基礎をしっかり身につけ、いかに速く正確に解けるかということに重点をおいた方が良いでしょう。最終的には過去問で実際に時間を計って演習したり、国立大学の問題で演習してみてもいいでしょう。
小論文
試験時間・点数配分 試験時間:60分 満点:50点
【傾向】 全問マークシート方式で記述はなく、一般的な現代文の形となっています。例年大問が4題で、現代文の評論や随筆、医学や自然科学、地歴公民など幅広いテーマから出題されています。接辞後や四字熟語、ことわざなどの国語の基礎知識を問う問題が出題されることや読みにくい文章、図表、計算力を問う問題がある場合もあり、多岐にわたります。
難易度は標準レベルですが、小問数も多いので通常の現代文を解く感覚では間に合わなくなる可能性もあります。
【対策】 埼玉医科大学の医学部は国語的な能力も重視しているようで、推薦入試・一般入試で行われる小論文(基礎学力試験)は現代文の総合問題となっています。
とにかく資料の文章量が多いので、実践的な時間配分を徹底した方がいいでしょう。読解力の養成が必要なので、日ごろから文章を読んでその中からヒントを探して答えられるようなトレーニングをしておくといいでしょう。過去問演習で時間配分を工夫し、場合によっては取捨選択できるようにするのも一つの対策です。

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