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大学別合格対策(医学部)

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入試の傾向

試験の制限時間に対しどの教科も問題数が多いのが特徴です。問題の難易度は、標準問題が主流ですが、なかにはやや難易度の高い問題も含まれています。医療系の内容で問題設定されていることが多く、単語の意味そのものや問いの意図が掴みづらいものも散見します。時間配分によっては、問題の難易度に応じて取捨選択を行う必要も出てくるはずです。

各科目の入試の傾向と対策

外国語
試験時間・点数配分 試験時間:90分  満点:150点
【傾向】 毎年、長文読解問題が4~5題出題され、読解力重視の問題構成となっています。同意語選択、内容一致、空所補充の形式で小問が構成されますが、全体的に問題量が多いのが特徴です。
同義語問題は時間が勝負。単語力をいかに身に着けているかによって解く時間に差が生じます。内容真偽問題は、キーワードを手掛かりにすればさほど難しい内容ではありません。ただし、長文と同じ流れで設問が設定されているわけではないので、解答が該当する箇所を間違えないように注意してください。
空所補充問題は長文中に出る場合と単独に短文で出題される場合があり、全体の文脈が分からないと解けないものもあります。
文章のテーマは医療系の時事問題に加え、自然科学系のものも出題されました。すべてマークシート形式での解答ですが、読解の内容一致問題に関しては、英問英答ですので、対策が必要です。
【対策】 90分の試験時間内に相当量の長文を読解するために、英文解釈能力、基礎的な習熟度を高めることはもちろん、速読できる力も身に着けておきたいものです。
文・節のかたまりごとに意味を押さえて読み進める訓練をしましょう。また、音読によって文を読み下すことが効果的です。耳からの情報を頭で整理する練習ができますので、並行して取り入れてください。
医療系を含め、やや難しいレベルの単語もよく出てきます。まずは市販の単語帳で対策を立て、次第に上級クラスの単語帳を使用するようにしてください。熟語を覚えると同時にイディオムのニュアンス的な部分も一緒に押さえられると、効率よく覚えられるはずです。
英文法に関しては、正確な知識を備えるため、広く全体を網羅する参考書を基に演習を重ね、徐々に細かな点まで掘り下げて学習するようにしてください。
数学
試験時間・点数配分 試験時間:90分 満点:100点
【傾向】 高校数学のほとんどすべての範囲から、まんべんなく出題されます。全15問ほどの大問が各々小問集合になっている形式です。解答はすべてマークシート方式なので、途中経過は気にしないで進めていくメリットは有効に活用したいところです。
教科書レベルの計算問題から始まり、徐々にレベルを上げていく問題構成です。特に、微分・積分は出題量が毎年多く、解答に手間を要しますので、十分な対策が必要です。
また、平面図形・空間図形、データ分析などの分野は毎年出題されており、この傾向は今後も続くと考えてよいでしょう。
関数方程式、媒介変数表示された曲線のグラフの描き方、三角形の五心など、図形やグラフに慣れておく必要もあります。データの分析分野では、平均・分散・標準偏差・共分散・相関係数の定義式などをしっかり身に着けると同時に、領域や2次曲線のレベルまでの学習は必須です。
【対策】 問題量が多く難易度にばらつきがある傾向の本試験では、できるものをどんどん解きすすめ、解けそうにないもので時間を費やしすぎないことが重要です。
基本的に、教科書傍用問題集での徹底的な基礎訓練をしてください。解答できる平易な問題を取りこぼさないためにも、苦手分野を作らないよう全範囲を網羅した学習を心がけましょう。
また、数学Ⅲの出題比率が高まっています。微・積分法を中心に、極限、場合の数と確率、ベクトル等の頻出分野は繰り返し問題集でチェックしておきましょう。
素早く解ける問題と後にまわすべき問題を選別する判断力を養わなければなりません。瞬時に問題の意図を把握し、レベルを分類していくには、相当量の問題集をこなすことが求められます。ミスを減らし、時間配分を間違えないためにも、問題を解いていく順番や方法について、事前に策を練っておくことが大切です。
物理
試験時間・点数配分 2科目選択 試験時間:120分 満点:150点
【傾向】 問題数が多く、短文での数多い設問をこなしていくことになります。1科目60分と考えても、全問を解ききるのはかなり厳しい設定です。出題形式はすべてマークシート方式。小問ごとに選択肢が6~8個あり正解を選ぶ選択問題と、有効数字2~3桁での数値計算問題が出されます。
例年、力学からの出題が最もボリュームが多く、次いで電磁気に出題の比重を置く傾向が特徴。単振動や万有引力の法則、2物体の運動と摩擦のある面においてある物体の運動についての融合問題なども散見します。
ほか、波動、熱力学からも出題され、典型問題を中心に、やや馴染みの薄いレンズの組み合わせ、円柱と球の衝突、交流回路などが出題されたこともあります。計算方法だけ知っていても、現象からどのような計算式が導き出せるのかを十分に理解しておかなければ解けない問題です。
【対策】 教科書を熟読し理解することがまず取り組むべき最初の段階です。教科書で扱われている現象を理解して語句の定義を習熟し、公式の導出を確実にできるようにしましょう。
現象と式、グラフや図と式の関係に注意を払いながら、すべてが頭の中で一つの公式にまとめられるように、深く正確に理解する必要があります。分からないことは都度解決していくという学習の仕方がおすすめです。
多くの演習をこなしたら、センター試験の過去問と本学の過去問で問題のパターンに慣れておくことです。基本事項が確認でき定着していきますし、基礎固めを強固なものにする手助けにもなります。
素早く問題の意図をつかみ、できる限り計算のスピードを上げていくための訓練を日々の学習の中で心がけることが大切です。広い範囲から出題される多くの問題を入試本番でより多く解くために、基礎的な理解力を備えるという姿勢で臨んでください。
生物
試験時間・点数配分 2科目選択 試験時間:120分 満点:150点
【傾向】 広い範囲が出題され、大問数はここ数年、6~8問ほどで変動しています。出題範囲は医学に限定されず、ヒト生理学以外の生体系統からも出題されるのが特徴的。動物生理学など、医学と絡められる生物全般に目を向けた問題設定です。
解答は、計算解答も含め全問マークシート方式です。問題文や指示内容に曖昧な点があったり、リード文が長く読んで理解するのに時間を要したりと、やや難解なものもあります。読み間違いや読み落としがないように注意しましょう。
生殖と発生、体内環境、代謝、遺伝および遺伝現象の発現、免疫を中心としたヒトの恒常性維持などが例年主流となっています。特に、細胞と分子からは実験に基づく考察問題が、代謝や遺伝分野からは計算問題が頻出しています。
【対策】 生物基礎の導入書を手始めに、標準的問題集などで基礎固めをしましょう。基本的な演習問題で自分がどんな分野、またはどんな形式の問題に弱いのかを見極めていくことも重要です。習熟度を上げていく過程で自身の弱点を克服していく学習の仕方をおすすめします。
制限時間内にすべてを解ききるためにも、アウトプットの速さが要求されます。基本的な単語や用語は瞬時に答えられるように、生物現象の該当性への判断がすぐさまできるように、訓練が必要でしょう。
標準問題で、実験の概要と結果をきちんと理解できるようになれば、設問で問われていることを予想できるようにもなります。計算演習では、公式を覚えることはもちろん、公式の導出過程が理解できていなければ、応用問題に対処できません。
これらの力が身についたと感じたら、過去問に着手したり、他大学の過去問を演習として解いてみるなどの模擬的な学習も有効です。
化学
試験時間・点数配分 2科目選択 試験時間:120分 満点:150点
【傾向】 30問弱の小問集合1問を含む全大問3題での出題です。数値計算や知識問題、構造式やグラフの選択問題などで構成され、問題数が非常に多いのが特徴です。
全マークシート方式。数値計算は選択式と穴埋め式の有効数字で答える形の2種類です。出題範囲は理論と有機・天然有機の比率が高く、2題の大問も理論と有機から1題ずつ出題されています。
実験問題に関しては、実験手法や実験の操作・手順など、多彩なアプローチで多くの問題に出現するので、対策は必須です。無機分野は、これまで小問の中で出題されてきています。
小問での理論分野の計算問題、有機分野の知識問題、構造決定に理論を絡ませる問題など、細かな点にまで入り込んだ内容もあるものの、大半は標準問題の範疇です。無機分野や高分子化合物に関しては、教科書に載った基礎的知識を基に、小問での知識を問う問題や高分子の計算問題が出題されることもあります。
【対策】 問題量が多いので、典型問題を落とさないように、迅速かつ正確に答えが導き出せるような準備が必要です。
教科書を中心に基礎固めをし、知識を自分なりに整理しておきましょう。次に典型問題の演習を重ねますが、単元や分野ごとの時間かかり具合や理解度の違いを意識することです。当然、時間がかかるものについては時短する方法を考慮しつつ、理解を深めてください。
選択式の数値計算は近似計算が可能なので、有効に時間を節約することができます。問題集での演習を重ねる際は、計算問題は手を抜かずに繰り返し解き、スピードアップを図りましょう。
実験問題は本学にとって必須ですから、問題集で手順から結果までをまとめ上げる練習をし、教科書などにある実験方法についても逐一確認して見直すという習慣も大切です。過去問演習で、とにかく問題の多さと時間配分への感覚をつかむことが攻略のカギとなります。

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